10年の歩み発刊について

野間清治顕彰会会長 大 西 康 之

 野間清治顕彰会は10年間歩んでまいりました。
 私は最初からはこの会に入っていなかったので、当初のことはわかりませんし、入ってしばらくは右も左もわからない状態でした。
 それで、私自身が10年の歩みを知りたいと考えていましたので、竹田さんがお作りいただいた記念誌を喜んでいます。
 それぞれの事業などについて、関係した方々からの原稿をいただいて、その努力に感謝の気持ちで読ませていただきました。こうして10年の記録ができましたこと感謝しています。
 また、図書館の展示室を利用して10周年記念展を行います。皆様のお越しをお願い申し上げます。

 さて、私たちは記念館の建設について検討を進めていましたが、今春、講談社本社にある野間清治翁が作られた剣道場、野間道場の誘致のことが急に浮上し、記念館との関連も含めて実現のため大童です。
 このことは講談社取締役会で一度取り壊しが決まっているとのことで、大変難しい対応を迫られていますが、しかし、桐生市にあることが、もっとも必然性があり、自然なことと考えて訴えているところです。

 10周年記念事業実行委員長をお引き受けいただいて、ご努力いただきました竹田さんに御礼申し上げますとともに、これまで顕彰会のためにご尽力いただきました、多くの皆様に心から御礼申し上げます。
 そうして、続けております様々な事業と共に、記念館を持つことと道場を誘致することなど大きな課題を持っております顕彰会の活動に、今後もご指導・ご援助をいただけますようお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。