さだまさし「30周年記念」2Daysコンサート
    〜Moon Bow Night〜 夜の虹
 

             日  時 2003年1月25日(土)17時30分開場 18時00分開演
             
場  所 宇都宮市文化会館大ホール
             シ ー ト 1階8列42番


◆開演まで
 今日の日めくり『その日暮らし』には「今日も全力投球」。コンサートも全力投球してくれるに違いないと思うと、何だか期待感が大きく膨らみます。
 連れ(母・弟・叔母)との待ち合わせが会場ロビーで16時30分だったので、10分ぐらい前にロビーに行くと、足利さだ研のすずきけいこさんと会うことができました。例のポンポンを持って“入り待ち”をしたようでした。ほんの少しだけ立ち話ができましたが、けいこさんはお帰りにならなければならなかったようで、コンサートもお預けとのことでした。
 近くで軽く食事をしたあと、17時45分頃座席へ。間もなくてぐみんさんが ご挨拶に来てくれました。
 18時00分に1ベル、18時04分に2ベルで開演です。

CONCERT MENU

開演18時04分 終演20時50分
  1.名もない花
  2.夢
  3.交響楽
   
Talk 1
  4.もうひとつの人生
  5.未来
   
Talk 2
  6.September Moon
  7.桃花源
  8.桜散る
   
Talk 3
  9.北の国から〜メインテーマ〜
 10.秘密
 11.案山子
   
Talk 4
 12.精霊流し
 13.無縁坂
 14.本当は泣きたいのに
   
Talk 5
 15.セロ弾きのゴーシュ
 16.惜春
 17.晩鐘
  
 Talk 6
 18.飛梅
 19.修二会
   
< 緞 帳 >
 EC1.つゆのあとさき
   
< 緞 帳 >
 EC2.甘い手紙
(ギターソロ・弾き語り)
   
< 緞 帳 >

 
Talk 1
 
・挨拶 昨年6月4日の宇都宮コンサート
  ・東名阪での30周年8日間コンサート
  ・夢の通りに歩いている


 
Talk 2
 
 ・未来について 鉄腕アトムが間もなく誕生
  ・手塚治虫氏と最後にあった時のこと


 
Talk 3
  ・メンバーと楽器紹介


 Talk 4
  ・足寄の松山千春宅でのこと
  ・雪について
  ・佐田企画社員旅行スキーツアー
  ・元マネージャーありゃりゃの秋田との北海道スキーツアー


 
Talk 5
  ・中学、高校時代の同級会・同期会
  ・カラオケ 持ち歌で点数低迷
  ・高校時代に感じた変な東京人
    隣のクラスの男が教室に入ってきて女を口説く


 
Talk 6
  ・元気と勇気
 

◆開演
 緞帳が開き、まさしさんは真紅のバラを1輪持って下手から登場。他のメンバーはまだいません。
 衣装はオレンジ色のジャケットに黒色のシャツ、黒からオレンジのグラデーションのネクタイ、黒のパンツといういでたちでした。
 持ってきた1輪のバラをテーブルの上の花瓶に差して、ステージ中央の椅子へ座ります。ギターの弾き語りだけでオープニング曲「名もない花」を歌いだします。この後5曲目の「未来」までギターソロの弾き語りでした。また、8曲目の「桜散る」まで、歌うときは椅子に座ったままでした。トークの時にはハンドマイクを持って客席前まで来ました。声の調子は、座って歌うこともあってか、少々声が出にくい印象は受けましたが、かすれたり辛そうではありませんでしたし、曲数を重ねるうちよりいっそう声は出てきていたようです。
舞台の背景には、3面のスクリーンに楽曲のイメージに合わせた映像(スライド)が映し出されます。

Talk 1
・昨年6月4日の宇都宮でのコンサート。サッカーW杯の日本緒戦、対ベルギー戦が行われたその日、爆笑問題の心配をよそにホールは満席。試合経過を伝えながら、“日本チャチャチャ”をして応援して盛り上がったこと。一方、「こんなにもサッカーに興味が無い人が多い(笑)」と軽い冗談を飛ばして笑いを誘います。
・昨年秋から年末にかけて行った東京・名古屋・大阪でのそれぞれ8日間の30周年コンサートについて。毎回違う楽曲を歌い、違うトークをしてきた。曲の構成を考えるのに「さだまさしを聴いた(笑)。忘れている曲でいいのがあった(爆)。ものすごく似ている曲があった(笑)」。
・夢の通りに歩いている。目指していたのはバイオリニストだったが、こうして30年音楽にかかわって来た。子供の頃になりたかった職業は、1.アナウンサー 2.教師 3.(忘れました) やっぱりしゃべることに関係していた。中学の同級生で当時パイロットになると言って、実際になった友人や、絵描きなると言ってパリに行き、コックになって帰ってきた友人などがいることを紹介しました。

(管理人余談)
4曲目の「もうひとつの人生」と5曲目の「未来」は、曲が始まっても曲名が思い出せませんでした。仕方がないので、メモには歌詞の特徴的な部分を記しましたです、はい。おまけにさださん、いつもは歌い終わってすぐに曲名を言ってくれるのに、この時はなかなか言ってくれませんでした。

Talk 2
・未来について。2003年になった。4月7日に鉄腕アトムが生まれる。子供の頃、それは遠い未来のことのように思えたが、その年になってしまった。少年時代、実現しそうもないと思っていたことが、いとも簡単に現実のものとなっている。例えば新幹線など。かつて“弾丸列車”と言われて想像上のものだったのが実現している。
・鉄腕アトムの生みの親、手塚治虫氏と最後に会った時のこと。手塚氏が亡くなる2ヶ月前、年末のディナーショーの音合わせの直前にそのホテルで「さだ君、少し時間とれないかな。君にお願いと頼みたいことがあるんだ」と言われた。「先生、20〜30分くらい後なら」と言うと、「それじゃ、僕の都合がつかないんだ。年が明けたら連絡するよ」と言って互いに別れたが、それが最期になった。その時先生は何を頼もうとしていたのか。
 手塚治虫はきっと全財産をなげうってアトムを作ったかも知れない。今の時代にアトムが生まれたら、今日の世界情勢(アメリカ対イラクの問題や北朝鮮問題など)をどう見るだろうか。

6曲目「September Moon」の途中から、パーカッション八尋智洋さんの演奏が加わります。7曲目「桃花源」からはバイオリン・ビオラ・セロ・オーボエが加わり、8曲目「桜散る」でピアノの倉田さんが加わり、メンバーが勢揃いしました。

Talk 3
・メンバーと楽器紹介(紹介順)

 パーカッション  八尋智洋 アフリカカナリア諸島生まれ。今日は宇都宮駅(JR?)から会場まで歩いてきた。ちょうどよい散歩道だったそうで(って結構な距離ですが)。
 オーボエ
 アイリッシュホルン
 庄司さとし オーボエで交響曲「新世界から」の第2楽章「家路」とアイリッシュホルンで「白鳥の湖」のさわりを演奏。
 バイオリン  小池弘之 小池弘之ストリングスのコンサートマスター。
 バイオリン  小池里枝 小池弘之さんの奥様。まさしさんの大ネタトークでハンカチを手放せなかった様子(笑いの涙)。
 ビオラ  鈴木民雄 (ちょっと印象がうすく、覚えていません。申し訳ないです)
 セロ  矢島富雄 Talk5でまさしさんから学生時代の恋について話題を振られ、ハンドマイクを取って恥ずかしそうに言い訳。
 ピアノ  倉田信雄 ステージの音楽監督。

 上手に八尋さん、下手に倉田さんと両端に坊主頭の両者を従えたまさしさんは、「日光菩薩・月光菩薩を従えた私をお薬師さんと呼びなさい」(笑)。

11曲目「案山子」を歌っている時のスクリーンには、絵本シリーズの「案山子」の絵が次々と投影されて、「案山子」の詩がいつにも増してぐっと心に迫ってきました。

Talk 4
・北海道足寄の松山千春宅に行った時のこと。夜中に-25゜の外へ出て、息を吸って小鼻がピタッーとついた。「それがどうしたの」と聞くと「それでいいんだ〜、寝るべ〜 」。
・九州人にとって雪は特別のものだった。白い大きな雪だるまはとても珍しいものだった。
・さだ企画社員旅行スキーツアーで越後湯沢に行った時のこと。スキー用具やウェアを揃えるところから始まり、往路のバス車内でウイスキーのボトルを空けてしまうほど飲んだこと、初めてゲレンデに出てスキー板を履く時のこと(山足・谷足の説明あり)、まず片足を履いたらブレーキがはずれて身体の自由が利かなかったこと、準備ができて待ち合わせ場所と時間を決めたら、滑れる人たちはあっという間に滑り降りていってしまって自分だけ取り残されたこと。リフト乗り場でリフトのロープをはずしてしまったこと(弁償しなきゃ、という思いが頭の中をかけめぐる)、それでもその日のうちにウェーデルンができるようになったとのことで、同行者がびっくりしたこと。翌朝、人気(ひとけ)の無いゲレンデでロープトウの要領がわからず、ロープをまたいでしまったこと(爆)、等々身振り手振りを交えて熱演。
・つづいて、元マネージャ“ありゃりゃの秋田”と北海道スキーに行った時のこと。マネージャーが飛行機を1便乗り遅れたこと、ほとんどスキーの経験がないマネージャーがスキー板を履いても進まずにその場で足だけ前後に動かしていたこと、リフトに乗って降り場で“トムとジェリー”よろしく大の字で雪の壁に突っ込んだこと、等々。

Talk 5
・中学・高校時代の同級会や同期会。「さだまさし」という目立つ目標物があるせいか、仲間が集まりやすい。
・同級会の2次会でカラオケに行き、高得点が出やすいと言われる「上を向いて歩こう」を歌ったら77点だった。仲間に「おまえ、自分の持ち歌じゃないからだ」と言われ、80点以上が出たらボトル1本のサービスが付くとのことで、嫌々ながらも促されて「案山子」を歌ったら67点(爆)。
・長崎人からすると東京人は変だ、と感じたという高校時代の話。高校1年の時、隣のクラスの男(佐藤)が自分たちの教室に入ってきて、岡田という女の子にプレスリーの「ラブ・ミー・テンダー」をギターで弾き語りをしながらず〜うっと視線を外さずに目の前まで迫って口説こうとしていた。しかし、女はそっけない返事をしたため、男は「(雰囲気をつくりながら)誰か好きな男でもいるのかい?」と聞くと女は「佐田よ、佐田」(爆笑)と答えたという。後でまさしさん、その男に呼び出されたそうだが、その時も「ラブ・ミー・テンダー」を歌いつつ「おまえの勝ちだぜ」とだけ言って去って行ったとか。東京は変なやつが多い。
 このネタの後、今日のメンバーに中学・高校時代の恋について話を振ると、倉田さんは他のクラスに行かないまでもギターを弾いて何かしたらしいことが判明(笑)。セロの矢島さんは、まさしさんの持っていたハンドマイクを取って、「私たちの時代は、そんなことできる時代じゃなくて・・・・」と恥ずかしそうに言い訳していました。まさしさん曰く、「マイクを取らないで下さい」(笑)。

15曲目「セロ弾きのゴーシュ」を歌っている時のスクリーンには、奥日光の小田代が原にある有名な「貴婦人」と呼ばれている白樺のスライドが投影されていました。地元の観客として嬉しかったです。

Talk 6
・元気と勇気

18曲目「飛梅」、19曲目「修二会」はパーカッションと弦の迫力が圧巻でした。

アンコール
・「修二会」あと、一度緞帳が下りてしばらく普通の拍手がしばらく続く。やがてアンコールを要求する「チャッチャッチャッ・・・」の拍手。個人的な感想で申し訳ないのですが、この「チャッチャッチャッ・・・」はもういいのではないかと思っています。普通の拍手を一生懸命してあげたいと、そう考えますがいかがなものでしょう。
・アンコールで登場したまさしさんの衣装は、白の上下にスパンコール付きの白いTシャツでした。1曲目は「つゆのあとさき」今日のフルメンバーによる演奏でした。この曲を歌い終わってからだったと思いますが、オープニングの時に花瓶に挿した真紅のバラを花瓶から抜き取って1列目センターあたりのお客様(女性)に手渡ししました。その後まさしさんは、手を振りながら下手舞台袖に入り、もう一度緞帳が下ります。客電(客席の照明)は確か暗いままでした。その間拍手は続いています。この時は例の、「チャッチャッチャッ」ではなく普通の拍手で心地よい感じでした。アンコール2曲目はまさしさんのギターソロで「甘い手紙」を椅子に座って歌ってくれました。歌い終わって緞帳が静かに下りて1日目は無事に終演を迎えました。

全体の印象
・30周年記念コンサート地方公演の「Moon Bow Night」は、東名阪で行われた8日間コンサートの第1夜「Rose」のメンバー編成で、楽曲もその時のメニューを中心として構成されているようでした(30周年コンサートプログラム・HPファンサイト等で確認)。バックの演奏は電子楽器を使わない「アンプラグド」で、楽曲のラインナップは渋めの曲が多く通好み。楽器編成のためもありますが、各曲のアレンジも凝っていて、イントロの出だしで「あれっ、この曲名なんだっけ?」ということが多かったです。
・まさしさんの声は時々高音部で辛そうなところもありましたが、良く出ていたし、何より声そのものに力を感じました。また、オープニングから6曲目までと、アンコール2曲目で、改めて「ギタリストさだまさし」を印象づけられました。

◆終演後
・掲示板でお知り合いになった「こえみ」さんが声をかけてくれまして、ご挨拶ができました。一緒にいらしていたお友達がトークの中で“双眼鏡の突っ込み”をされたそうです。会場を出るまでの少しの時間でしたが、てぐみんさんとともにお話ができて嬉しかったです。 

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