第20回 まさしんぐWORLDコンサート

             日  時 2004年06月19日(土)16時15分開場 17時00分開演
             場  所 東京厚生年金会館大ホール
             シ ー ト 1階22列50番(最後列の一つ前の列)


◆チケット顛末〜当日
 今回もチケットについてはいろいとありました。仕事の都合上、土曜日でないと行けないという限られた条件では、6月19日(土)の最終日、東京厚生年金会館を選択するしかありませんでした。東京の最終日につき、先行予約での競争率が高いことは確実でした。心配した通りハズレの通知が3月初旬に届きました。あとはファンサイトの掲示板でお知らせされる“チケット譲ります”の書き込みをあてにするしかないと腹を決め、しばらくは様子見をしていたところ、予想通り4月中旬以降に書き込みがぽつぽつ出始めました。最初にコンタクトをとった方は、後で気がついたことですが3月に行われた某オフ会でご一緒した方でした。メールアドレスだけではどなたかわかりませんでしたので、「はじめまして」で書き出したメールを送ったら、「初めてではないんです」とお返事をいただきました(笑)。残念ながらこの方のチケットは既に先客が決まった後で、譲り受けることは出来ませんでした。次の機会をうかがっていたところ、運良くチケットを譲り受けることができて久しぶりの「まさしんぐWORLDコンサート」への参加となりました(第3回以来)。今回のチケットの件ではいろいろな方から情報をいただきました。関係された皆さん、ありがとうございました。
 コンサート当日は午前中目一杯の仕事をして、午後2時頃の新幹線で上京、東京駅から中央線特別快速に乗り換えて新宿へ。新宿駅下車後、徒歩で会場の東京厚生年金会館まで直行。ホール着15時40分。ロビーにはそれらしい方々がぽつぽつといらっしゃいました。17時開演だったので寄り道をしていて遅れてもシャレにならないので、ロビーで文庫本など読んで開場を待ちました。開場後、コンサートパンフレットと坂本昭二編の「さだまさしギター・ソロ・インストゥルメンツ」を購入しました。この本(ギターの楽譜集ですが)には、模範演奏のCDが付いていて、これがなかなか良いですよ。ギター伴奏だけでなくメロディも弾いているので、BGMにもってこいです。購入をためらっている方、買って損は無いと思います。
 この日のコンサートはスカイパーフェクTVで生中継されるということで、会場にTVカメラが入っていました。僕が確認しただけでも、1階の中央後方に2台(大小各1台)、1階下手側壁際中央に1台、舞台下手側ピアノの倉田さんの近くに小型カメラ1台、舞台上手側に小型のクレーンカメラ(遠隔操作)1台の5台のカメラが入っていました。2・3階席は確認していませんのでわかりません。

◆コンサート・メニュー

CONCERT MENU
1ベル17時03分 / 開演17時03分 (途中休憩あり) 終演20時45分
   <第1部> 17:03〜18:23
    座長挨拶
  1.桃花源
   
Talk 1 
  2.大地の子 テーマ曲(NHK-TVドラマ)
   
Talk 2
  3.交響的幻想曲「能登」
  4.利家とまつ テーマ曲 〜颯流〜
            (NHK大河ドラマ)
   
Talk 3  

 
<ゲスト チキン・ガーリック・ステーキ>
  5.道化師のソネット
  6.Close Your Eyes
  7.秘密
  8.Let's go to the live !
   
Talk 4

 
<ゲスト 佐田玲子(ピアノ 白石浩一郎)>
   
Talk 5
  9.風待ち
 10.さくら(森山直太朗) 
 11.声を聴かせて

   <第2部> 18:36〜20:45
 1.北の国から〜遥かなる大地より〜「蛍のテーマ」
   
Talk 6
 2.案山子
  
 Talk 7
 3.親父の一番長い日
     (山本直純オリジナル・アレンジ)
  
 Talk 8
 4.人生の贈り物
 5.たいせつなひと
  
 Talk 9
 6.償い
 7.まほろば
 8.青の季節
 
 < 幕 >
 EC1.聖夜
 EC2.防人の歌
  
 Talk 10
 EC3.風に立つライオン
  (カーテン・コール) 
  
< 幕 >
 座長挨拶

 Talk 1
(まさし&渡辺)
  
・指揮 渡辺俊幸氏、
   オーケストラ 東京ニューシティ管弦楽団 紹介
  ・今回のワールドコンサートのスタッフ移動は総勢110人
  ・渡辺俊幸氏作品紹介

 Talk 2
(渡辺氏)
  
・「利家とまつ」の音楽がきっかけで、
   オーケストラ・アンサンブル・金沢との縁が出来た。
  ・交響的幻想曲「能登」について
 

 Talk 3
(まさし&渡辺)
  
・ナベちゃんのアメリカ留学

 Talk 4
(まさし&チキン・ガーリック・ステーキ)
  
・C.G.S.の実力
  ・大ブレークまであと少し


 Talk 5
(佐田玲子)
  
・まさしんぐWORLDコンサートの思い出

 Talk 6
  
・簡単に挨拶

 Talk 7
  
・第2部の内容
  ・オリックスとブァッファローズの合併問題
  ・オーケストラと遊ぶ
  ・山本直純さんとの思い出

 Talk 8
  
・娘を奪われる親父の気持ち〜佐田家の場合
  ・大ネタ 「お父さんとポチ」

 Talk 9
  ・「懐メロ」にしないコツ
  ・映画・ドラマ・小説
  ・CDは発売になったらすぐ買おう

 Talk 10
 
 ・「聖夜」作曲時のエピソード

以下のレポートは、当管理人がコンサート中に暗がりの中でメモを取ったものを元にして、後日コンサート内容を思い出しながら整理しまとめたものです。トークの順番や内容そのものについて正確でないところ、抜けているところが多々あるのが実情です。つきましては、スカイパーフェクTVをご覧になった方、または後日発売されるであろうVTRやDVDをご覧になる方で「収録されたものと異なるじゃないか」と文句や苦情を言われましても、当管理人は責任を負いません。あくまでも、コンサートの様子や雰囲気を感じ取るという範囲でお楽しみいただきますよう、お願いいたします。

◆開演
 1ベルが鳴り終わると同時に「座長挨拶」のアナウンスがあり、舞台下手からまさしさんが登場します。衣装は白のスーツ(ストライプ入り)でシャツは淡いピンク(ストライプ入り)、黒っぽいネクタイに白の靴。スカイパーフェクTVの生中継を意識した挨拶をされました。舞台には緞帳とは違うカーテン(幕)が下ろされてます。挨拶を終えたまさしさんが舞台中央で深々とお辞儀をしている間にカーテン(幕)が上がっていきます。その時観客が見たものは舞台に揃っているフルオーケストラの方々。客席からは「ウォ〜〜ッ!!」という歓声が起こりました。

Talk 1(まさし&渡辺)
 
「桃花源」を歌い終わったまさしさん、指揮の渡辺俊幸さんと東京ニューシティ管弦楽団を紹介します。オーケストラの編成は64人。これにまさしさん、ナベちゃん、ピアノの倉田さんの3人が加わって総勢67人のステージ。今回のWORLDコンサートは埼玉(6/11)、大阪(6/14)、名古屋(6/16)、東京(6/18・19)とやって来て、スタッフ全員で110人の大所帯。舞台に上がる人間だけで80人いる。
 まさしさんが渡辺俊幸作品を紹介する中で、NHK大河ドラマ「利家とまつ」のテーマ曲には「颯流」という名前がついているとナベちゃんが言うと、まさしさんすかさず、「北の国から」だって「遥かなる大地より」って覚えている人はいないんだから、って突っ込んでました(会場笑)。

Talk 2(渡辺)
 NHK大河ドラマ「利家とまつ」のテーマ音楽がきっかけとなり、オーケストラ・アンサンブル・金沢(OEK)との縁ができ、能登を題材に取材して作曲した「交響的幻想曲 能登」について自ら解説してくれました。キリコと呼ばれる御神灯や能登で出土した面などからイメージした内容など。

Talk 3(まさし&渡辺)
 オーケストラのメンバーがいったん退席します。スピーカーのセッティッングの間、まさしさんとナベちゃんがナベちゃんのアメリカ留学をした時の思い出話をします。途中、舞台のセッティングに出てきていたスタッフの小松さん(まさしさんのギターのメンテナンスをされている方ですね)をまさしさんが呼びます。小松さんも深々とお辞儀をしますが、まさしさんから出てきた言葉は「利家と小まつ」(笑)。たったこれだけを言うために小松さんを呼んだんですね。スピーカーの準備ができたところで、ゲストのチキン・ガーリック・ステーキの登場です。

Talk 4(まさし&チキン・ガーリック・ステーキ)
 フルメンバーは6人だが、それぞれが仕事を持っていて全員が揃わないステージもあるが、たとえ5人でもステージが成り立つのはたいしたものだとまさしさん。「私の場合は、私がいないとコンサートが成立しない(笑)」。神戸出身のC.G.S.だが、東京でも名前が売れてきて沸点に達している。大ブレークするにはあとはちょっとしたきっかけだけ。1列に並んで走って舞台を去っていく彼らを見て、ドリフターズを思わせると。
 C.G.S.が舞台を去った後、オーケストラの皆さんがいないからと断って、2部でのトーク(大ネタ)を何にするか迷っていると告白。「かっ飛び、バイト、お父さん・・・いくつもやるわけにいかないし・・・・(笑)。もうしばらくの御猶予を」。次の舞台の準備ができたところで、ゲストの佐田玲子さんの登場です。

Talk 5(佐田玲子)
 まさしんぐWORLDコンサートではいろいろやった。「耳を付けたり、しっぽを付けたり(笑)。あの頃は若かった」と言ったところで会場から男性の声で「今でも若いよ」の声。

Talk 6
 簡単な挨拶。第2部はさだまさしのステージをお送りします。2部の衣装は、黒のスーツでインナーは・・・忘れました(;;)。

Talk 7
 「案山子」の演奏中、マリンバが宅間さんでないことが、不思議に感じました。
 「案山子」について、フルオーケストラをバックにしているのにイントロがピアニカ(今日は倉田さんが担当)というのがいい。「満漢全席の最初にみそ汁が出てくる感じ」(笑)。
 2部はどの曲で緞帳が下りてきてもおかしくない曲ばかりを揃えている。例えて言うならジャイアンツの打線と同じ。プロ野球といえば、オリックスとバッファローズの合併問題についてまさしさんなりに考えた。ジャイアンツを分割して大阪ジャイアンツを作り、パ・リーグを6球団にしてはどうか。日本シリーズは東京ジャイアンツと大阪ジャイアンツでやればいいんじゃない?(笑)。それくらいの選手を抱えているんだから。

<オーケストラと遊ぶ>
 会場のお客さんの拍手をまさしさんの指揮で。最初は会場全体の拍手をさださんの合図(指揮)で止める。その気持ち良さに味を占めたまさしさん、次は上手側の客席、下手側の客席、2・3階席と立て続けに遊びます。
 次にまさしさんのリクエストで“オーケストラ・ヒット”(すべての楽器がユニゾンで「ジャン!!」)。2回やったかな?。興にのってきたまさしさんは今度はコントのオチによく使われる“チャン、チャン”をリクエスト。更にはクラベル(のど自慢で使われている鐘)を交えて“ふぁふぁふぁふぁふぁ〜〜〜ん、カーン、ぱふ!?”をリクエスト。パーカッショニストが“ぱふ”のおもちゃを持ってきていることに、「何でそんなものまで用意しているの?(笑)」と突っ込み。とてもとても贅沢なお遊びを見せて、聴かせていただきました。

 山本直純さんとの思い出。クラシック音楽の底辺を広げるために力を貸して欲しいと言われた。舞台にいる楽団員の皆さんの楽器やここに至るまでの教育費やレッスン料を合計すると20〜30億円は下らないのではないか?。それをあなた達(お客さんに向かって)はいくらで聴いているの(笑い)。
 軽井沢音楽祭の出演に際して、30分の歌を書けと言われたが、12分半の歌(「親父の一番長い日」)しか書けなかった。今以上に力がつけば30分の曲を書けるかも知れない。
 「親父の一番長い日」については、NHK-BSのさだまさしオールリクエストでは冷汗をかいた。ベスト3を生で歌うことになっていた。「親父の一番長い日」が15票差(でしたっけ?)で4位で良かった。その時NHKはどうするつもりだったか?NHKというところはとてもまじめなところで・・・言葉を変えると“融通が利かない”(笑)ところで、この曲が3位に入ったら放送時間を延長してでもリクエスト通りにしたらしい(BSの場合そのあたりの融通は利くらしい)。との話ですが、ここまで聞くとどれが本当かわからないですね(管理人感想)。

Talk8
 「親父の一番長い日」は娘を奪われる父親を歌った歌だが、佐田家でもそういう時が来ると思っていたが・・・・・最近では触れてはいけない話題・・・・(苦笑)。
 1部の後半で大ネタに何をやるかで迷っていたまさしさん、「今、決心がつきました」と言って名作「お父さんとポチ」へ(大拍手)。
 「お父さんとポチ」の最中、楽団の方々にいちばん受けたのは、お父さんが自主的に生ゴミを持ち出しそのまま電車に乗ってその日だけ座席に座ることができて周囲2メートルに空間ができたという件(くだり)でした。

Talk9
 「懐メロ」にしないコツ。さだの曲は懐メロにならない。「懐メロ」は一度みんなが忘れてそれを思いだすから懐かしくなってしまう。まさしさんの場合、「忘れさせないようにしている(笑)」(昔作った歌も歌い続けているということですね)。
 映画「精霊流し」「解夏」ヒットのお礼、小説「解夏」を元にしたTVドラマ「いとしこいし(?)」じゃない「愛し君へ」。ちょっだけ見てみた。自分の小説が元になっているということは分った・・・。自分の作品が自分の手を離れたところでいろいろな形に変えられるのはそれはそれでいいと。
 小説の第3弾もまもなく書き上がる。「愛し君へ」の放送が終わるころの出版も考えたが少し遅れる。「解夏」のDVDの発売の頃はどうかなど、タイミングを考えているとのこと。
 「償い」の思いもかけない注目のされ方について。さださんの場合、20年も前の曲が突然注目を集めることがある。CDは発売当初に買っておくように(笑)。

※「まほろば」の演奏の終盤でギターの弦(2弦?)が切れました。
 「青の季節」の後、いったん幕が下ります。アンコール要求の拍手の時、結構多くの方がスタンディング・オベーションをしていました。

Talk 10
 「聖夜」は映画「二百三高地」の中で金沢出身の兵士が亡くなるという場面で使われた。映画「翔べイカロスの翼」のロケ中に呼びだされて映像を見せられ、その場でこのシーンに合う音楽を作れと直純さんに言われた(「北の国から」もそうだったですよね)。
 オーケストラがいるのにまだやっていない曲があるでしょう?それを最後にお届けします、と言って「風に立つライオン」を歌います。

◆終演
 「風に立つライオン」の演奏終了後、拍手の中オーケストラのメンバーも退席します。拍手が続く中、まさしさんだけカーテンコールに1度だけ出て来て下さいました。幕が下りて客電がつき、20時45分終了しました。

◆全体の印象
 とにかくとても贅沢な気分にさせていただいたコンサートでした。構成が「題名のない音楽会」のような雰囲気で楽しめると同時にオーケストラの素晴らしさをも感じさせてくれました。まさしさんの声もオーケストラの音に負けることなく、張りとパワーを感じることができました。

(2004/06/26 記す)

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