栃木県馬頭町・湯津上村(2003/08/23) 
  
いわむらかずお絵本の丘美術館〔馬頭町〕・馬頭町広重美術館〔馬頭町〕・なかがわ水遊園〔湯津上村〕



標記の3館はそれぞれが割と近くにあり、いずれも以前から行ってみたいと思っていたところ。今年の夏休みには機会を見て是非と考えていたが、まるで梅雨空を思わせる天候が続いたので二の足を踏んでいたが、やっと夏空に恵まれたこの日に訪ねることができた。なお、いわむらかずお絵本の丘美術館に行きたいと言った母が同行した。

現地到着まで☆

★車で自宅を10時10分くらいに出発。前の日までにざっと地図を見ておいたが、おおよそ矢板経由で行くことには決めていた。矢板市内までは何度も行っているので迷うことはない。矢板市内のコンビニでいったん車を止め、カーナビの設定をする。ナビの検索結果は地図を見て想定したルートよりも少し遠回りをしていると感じたが、ものは試しでナビの案内するままに車を進める。自宅を出てから1時間10分位で目的地「いわむらかずお絵本の丘美術館」周辺に到着。ここから約10分間、周辺をうろうろする羽目になった。というのも、この美術館は丘というか、山の上にあるのだが、ナビは道路と美術館の最短距離のところで音声案内を終了した。しかし、美術館へ登って行く入り口は山のふもとをぐるっと回った反対側にあり、そこにたどり着くまでにちょっと戸惑ってしまったのだ。ナビの地図データがちょっとだけ古いせいもあるかもしれないが、やはり機械だけに頼ってはいけないと再認識した。それから、これは帰ってきてから感じたことだが、往路はほとんどナビの案内するままにドライブしたので、帰ってきてから地図で確認しようとしたが、一部分はどこをどう通ったのかが分からなくなっていた。地図だけを頼りにすればその日のうちであれば絶対に地図上をなぞることができ、そうすることで道を覚えてきたはずだが、今回のこの感覚(自分が通った道が分からない)というのは、結構ショックだった。今後の教訓として、ナビに頼り切りになるのは止めよう、と心に決めた次第。便利な反面、失うものがありそうだと感じた。

★本日の行程

  自宅発(10時40分)→塩谷町・矢板市・大田原市経由→いわむらかずお絵本の丘美術館→昼食(そば処いせや〔馬頭町〕)
  →馬頭町広重美術館→道の駅ばとう→なかがわ水遊園→自宅着(18時30分)

いわむらかずお絵本の丘美術館
★絵本作家いわむらかずお氏は14ひきのねずみシリーズで知られている。氏は益子町に住み、1998年に馬頭町の丘の上にこの美術館をオープンさせた。美術館としてはとても小さく、展示室が3つとイベントスペースとティールーム・ショップがあるだけだが、周囲の自然に配慮した構造や地元産の木材等を使用してどことなく温かみのある印象を受ける。当日の展示は氏の作品のうち「14ひきのとんぼいけ」の原画とラフスケッチの一部を見ることができた。絵本になった作品も十分に美しいが、やはり原画の美しさや原画の持つ力強さといったものを感じずにはいられない。企画展として今森光彦という方の写真展「里のくらしと生きものたち・トンボ」が開かれていた。

馬頭町広重美術館
★江戸後期の浮世絵師歌川広重の収集をした青木藤作氏の「青木コレクション」を中心に、歌川派の浮世絵を紹介している美術館で、2000年にオープンした。まずは美術館の建物そのものが特徴で、地元産の杉材をふんだんに使っている。設計は隈研吾氏によるもので、2000年の栃木県マロニエ建築賞を受賞している。建物内は天井が高く展示スペースもゆったりしていてじっくりと展示物を鑑賞することができる。当日は「大江戸夏の風物展」という企画が展示されていた。浮世絵(版画)はいくつもの版木を作って色を重ねていくのだが、よく見ると版木の木目がはっきりと見える。たぶん図版などでは見ることができないだろう。ここでも本物の持つ力や、その作品にかかわった職人たちの息吹を感じた。 

なかがわ水遊園
★栃木県の北東部から東部を縦断して茨城県から太平洋に注ぐ那珂川流域に生息する魚たちを中心に紹介・展示している。展示ばかりでなく、さまざまな体験や学習ができる施設を整えている。メインとなる展示は、那珂川に棲む魚たちを展示する水族館。水族館としての規模は決して大きくはないが、要領良く展示してあり、時間を忘れて見入ってしまう(単に自分が水族館が好きなだけかな?)。この建物の周囲には大きな池が囲んでいたり、芝生の広場があってお子様連れの場合には1日中遊べそう。

その他☆
★ 昼食は馬頭町の中心部に入る少し手前、国道293号沿いの「そば処いせや」にて天ざるそば大盛り(1300円)を食べる。馬頭町にもそば処はたくさんあるようで、そばマップや農村レストランのパンフレットも用意されている。
★国道293号沿いには「道の駅ばとう」があり、地元の農産物やお土産品などが置いてある。この日は久しぶりの夏らしい暑さになったので、ソフトクリーム(220円)を食べる。
★馬頭町周辺をこんなふうに歩いたのは初めてだが、同じ県内でもこんな所があったんだなぁという思いがしたと同時に、馬頭町としてはもっともっと宣伝する必要があるのではないかなぁと感じた。いわむらかずお絵本の丘美術館周辺には温泉郷や宿泊施設があるようで、これも知らなかった。遠くへ旅行するのもそれはそれで楽しいけれど、自分が住んでいる県内ももっともっと知ることも面白いものだと、新鮮に感じた。

(2003/08/25 記す)