第3回今市そばまつりは10月30日(土)〜11月3日(水・祝)の5日間にわたって日光だいや川公園にて開催された。今市市では数年前からそばによる町おこしをしており、2002年11月に第8回全国そば博覧会を誘致・開催したことをきっかけとして、当年だけのイベントに終わらせたくないと市や商工会議所、観光協会が知恵を絞って継続した事業として定着させようと努力している。第8回全国そば博覧会を第1回今市そばまつりとして、昨年は第2回として市独自の企画として多くの来場者を集め、今年が第3回目の開催となった。
今年は北海道2軒、福島県4軒、茨城県2軒、埼玉県2軒、東京都1軒、福井県2軒、広島県1軒、栃木県5軒、今市市7軒の計26軒が出店した。今年の目玉は広島県豊平町から出店した「雪花山房」の高橋邦弘さんの出店であった。
★会場までのアクセス
開催場所の日光だいや川公園は大谷川右岸(上流から下流に向かって)に整備されている公園で、通常はオートキャンプ場としての設備を整えている。当然、市の中心地からははずれており車でのアクセスが基本となるが、会場近くには十分な駐車場があるわけではなく市内に設けた臨時駐車場から路線バス、タクシー、徒歩といった手段を取らざるを得ない。なお、東武下今市駅前とJR今市駅前からは無料のシャトルバスが運行されていた。
当管理人は会場から大谷川をはさんだ対岸にある円山公園の駐車場(臨時駐車場の指定とはなっていない)に車を駐車し、歩行者専用の水郷橋を渡って会場まで歩いた。所要時間はゆっくり歩いて15分。散歩だと思えば全く苦にならない時間と距離であろう。★会場内の様子
会場内は舗装された通路に沿って出店ごとにテントが張られていて、各店の前には店名を掲げた看板が立っているのでお目当ての店を見つけやすい。それほど広大な敷地ではないので、最初にぐるっと場内を一周してみてどこにどの店があるのかを確かめたり、各店の混み具合を見てからお目当ての店に行ってもよい。
各店でそばを食べるには、基本的には場内で販売している食券1000円(500円券2枚つづり)を購入する。ただし、そばの値段は店ごと、品物ごとに異るので、食券で間に合わないときは現金を添える必要があり、小銭を準備しておいたほうがよい。また、店によっては現金だけでもOKという店もあったようだ。
各店の込み具合は11月3日の午前の場合、ほとんどの店で長く待たされても15分以内が目安だったか。この日の午前中は市内大通りで「日光街道杉並木まつり」が行われており、それが終了した12時以降は人出が多くなって待ち時間もやや長くなっていたような気がする。また、今年の出店の目玉である高橋邦弘氏の店だけは別で、会場到着後すぐに確認した午前11時過ぎの段階で2時間待ちのお知らせがされていた。更には、午後1時過ぎには行列の最後尾には「品切れのため終了」の案内がされていた。なお、そばまつり期間中は各日とも午後3時までの営業であった。
そば店とは別に各地の物産品を販売する店が出店している。県外から8店、県内から11店、今市市から30店の計49店が出店していた。★当管理人が食べたそば
■福島県山都町の会津山都蕎麦「蕎邑(きょうむら)」
福島県の山都町もそばで有名であることを知っていた当管理人は迷わず1軒目にここを選んだ。ただ、この店を知っていたわけではない。山都町から出店しているというだけでまずは選んだ。帰宅してから調べてみると店のHPもあり、また各地でのそばのイベントに積極的に参加しているようであった。
食べたそばは、ざるそば600円。歯ごたえが強いのが特徴。つゆははじめはやや甘口かと感じたが、食べ進めるにつれてその甘味はあまり感じなくなり、やや辛さ(しょっぱさ)も感じるようになるが、クセなどはなく万人好まれる思う。いかにもそば職人が打ったそばであるという印象を受けた。
■さいたま蕎麦打ち倶楽部
鴨汁そばを出していたこの店を2軒目に選んだ。この店の方々はそば店を経営している人ではなく、そば好きが高じてそばを打っている方々の集まりのようであった。店先の紹介にはNHKの番組に出演した旨が掲げてあった。食べたのは鴨汁そば800円。鴨はこれからが季節であるし、何よりも今まで鴨汁そばを食べたことが無かったので、ものは試しということもあった。温かく濃厚な鴨汁に冷たいそばをつけて食べるというのもそれはそれで雰囲気があるものだと分かった。これからもいろいろな店で試したいと思う。そば粉は店先に北海道美幌町産の新そば粉使用とあった。やややわらかい麺で、先に食べた「蕎邑」のそばとは好対照。また、「蕎邑」の麺と比べるとどことなく素人っぽさが感じられた。
■番外 雪花山房 達磨
本当は「達磨」で高橋邦弘氏のそばを確かめたかったが、前述のように2時間待ちはどうかと思い、諦めた。ただそば打ちをしている高橋氏の仕事ぶりは拝見することができた。素人目にも無駄な動きが無く、素早い鮮やかな手さばきであった。
高橋氏は一茶庵系の原点である足利市の「一茶庵」の創始者片倉康雄氏に師事した方である。広島でそば道場を開いてそばの普及に努めているというドキュメンタリーを見たことがあった。そういうわけでそば通には有名なそば打ち職人なので、いい機会だと思ったのだが、2時間待ちには勝てなかった。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
(2004/11/03 記す)
![]()