不思議なステンドグラスを作ろう 

光のふしぎな性質を体験しよう。

1 必要なもの
  偏光フィルム(10p角、3p角) OHPシート2枚 セロハンテープ トレーシングペーパー
  紙コップ(2つ) アルミ箔 厚紙(6×6スライド枠) はさみ
偏光板は、東急ハンズ(澁谷店)で10p角のものが140円です。
2 偏光フィルムの性質を知ろう
 偏光フィルムは1枚でも反射光の一部を遮断することで特徴をつかめますが、2枚重ねるとはっきりします。下の左写真で透き通って見える2枚の偏光板の1枚を90度回転させると、右写真のように暗くなります。
左写真は、偏光フィルムがつくる偏光の振動方向が同じ場合で、下の偏光フイルムを通りぬけた偏光がそのまま上の偏光フィルムを通りぬけてくるので明るく見えます。
 右写真は、偏光板がつくる偏光の振動方向が直交した場合で、下の偏光フイルムを通りぬけた偏光が上の偏光フィルムでしゃ断されて暗くなります。

3 不思議なステンドグラスを作ってみよう
@右図のような10p角のOHPシートに、セロテープを細かく切って、めちゃくちゃに張り模様を作ります。
A図のようにコップに入る程度の大きさに、はさみで切り取ります。同じように、別のOHPシートには違った模様を作ると良いでしょう。
B右写真のようなわくを厚紙から切り取ります。
そして、2つに折った間に、偏光フィルムをはさみのり付けします。
C右写真のように、紙コップのそこを切り取ったものと、直径3p程度の穴をあけたものを用意します。
D下の写真のように、小さい穴を開けたコップのまわりにアルミ箔を巻き付け、大きな穴をあけたコップの中に入れ、そのコップの内側に張り付けるようにして、中のコップを取り除きます。大きな穴を開けたコップの内側にぴったりするようにアルミ箔をテープなどでとめます。
 
E写真のようにAで作ったOHPシートを中に入れるようにして、Bで作った枠をテープでとめます。(一部を開けておくと、別のOHPシートと交換できます)
F小さな穴を開けたコップの底に、偏光フィルムを内側からのり付けします。
 これを重ねて完成です。
カップを重ねて、底の方を明るい方を向けてのぞき、外側のコップを回してみましょう。
どんな模様がみられるでしょうか。
  トップへ   戻る