流星の写真を撮ろう


 流星星空をながめていると、すーっと流れ星が流れることがあります。この流れ星は、1年中見られますが、多い時期があります。そんな時には、1時間に10個以上見られることもよくあります。
そして、11月18日明け方、しし座流星群が見られます。33年前の日本では、この日1時間に100個以上、アメリカでは14万個が流れたという記録があります。
さて、今年度はどうなるでしょうか。しし座流星群の見える方向や詳しい説明は、アストロアーツのホームページを見ていただくとして、ここでは、流星写真の撮り方を解説します。

流星を見ていると、どうしても写真に残したいというのは、誰もが同じ思いです。友達に「きのう、こんな流れ星を見たよ。」と言うより、「こんな写真を撮ったよ。」などと言うと、君はクラスのヒーローです。ぜひ、撮影にチャレンジしてください。


撮影風景 必要な道具
●カメラ
最近では、カメラは重要なファクターです。
シャッター速度が変えられること以上に、B(バルブ)ができることが必要条件です。バルブとは、シャッターを開けっ放しにできる機能ですシャッターダイヤル
オートカメラでも、1分程度はできまますが、電池が持つか心配です。
レリーズ
カメラがぶれないようにするための物で、シッターを開けっ放しにしておく働きがあります。オートカメラでは、スイッチでできる物もあります。
フード
左下の写真にあるようなレンズの前に付ける物で、周りから余分な光が入らないようにします。
三脚
3本足の物がよく、カメラを星空に向けたまま固定しておく物です。
フィルム
星は、昼間の風景よりずっと暗いので、感度がISO400〜800の高感度の物を選びます。
撮影しましょう
フィルムをカメラに入れたら、上の写真のように
レンズをセットします。
@シャッターダイヤルは、(バルブ)
Aピントの位置は、無限大のマーク
B絞りは、できるだけ小さい数字
Cレリーズを付けて、カメラを三脚に固定

夜ずっと撮影していると、レンズか露で曇って
しまうことがあります。そんなときは、使い捨て
カイロをストッキングの中に入れ、写真のように
レンズにしばり付けるといいです。
露よけ夜の撮影は、以外に露がつきます。
風がないときは、必ず付けましょう。
流星が写ったかもしれないのに、レンズが曇っていたなんて、泣きたくなりますよ。
露出時間は5〜10分
露出時間を長くすれば、それだけ1枚の写真に写る流星多くなりますが、
実際には、空の明かりでせっかく写った流星も消えてしまいます。
流れ星が出そうな方向を向けて、5〜10分の露出を繰り返します。
カメラを向けている方向に流れ星が出なくても、時間になったら次のコマに進めます。たくさんの流星が流れたら、1〜3分でも良いでしょう。
撮影のこつ
●空の明るい市街地からできるだけ離れること。
●流星が出そうな方向は、分かりません。
  カメラの向いている方向に出るよう神に
  祈りながらじっと待っている。
寒いので、暖かい服装を必ずすること
流星