この教材は、光通信で遊びながら、太陽電池や光の性質を知るものです。
受光器が1つあれば、10人くらいの受光ができます。
(1)準備
A太陽電池1 受光面積の大きいほど、効率よく音が出せる。
1個1000〜3000円程度。 発電電流は、10mA程度でよい。
Aコンデンサー(100μF,16V)1 太陽電池の電流を直接ラジカセに入れないため
A抵抗(1kΩ,1/4W)1
Aみの虫クリップ(中,赤と青)各1
Aビニールコード(12芯,赤と黒)各2m
Aミニプラグ(3.5mm)1 あらかじめ赤と黒のコードを接続してあります。
Aフィルムケース1
A台板(工作用紙)1枚 太陽電池を取り付ける。まわりからの光をさえぎる。
送話器による光の反射位置を確認しやすくする。
・はんだとはんだごて
・ラジオペンチ,ニッパ
・両面テープ
・墨汁と筆 台板のまわりを黒く塗る。あらかじめ黒く墨を塗っておくと作業が早くなります。
(2)作り方
@フィルムケースの底とふたに、熱したはんだごてでコードの通る穴を開けます。
Aあらかじめ作られたプラグからのコードをフィルムケースの底に通します。
Bみの虫クリップに赤と黒のビニールコードをはんだ付けします。その時、赤と黒の色を間違わないようにしてください。
Cみの虫クリップからのコードをフィルムケースのふたに通します。
D配線図を見て、のようにはんだ付けします。+(赤)と−(黒)に注意してください。抵抗の極性はありませんが、電解コンデンサーは足の長い方がプラ スで、赤線側になります。
E正確にはんだ付けができたかどうかは、ブラス・マイナスを確認し、アンプにプ ラグを差し込み、太陽電池を接続し、蛍光灯の方向に向けるとブーと音がします。 蛍光灯の光は、100ヘルツの点滅ですので、ブーという音となって出ます。
F太陽電池をのせる台板を作ります。まず、工作用紙に長さを計り、はさみで切り取ります。そして、セロテープやのりで接着し形にします。
(1)使用器具 ・増幅器(ラジカセやアンプなどのマイク入力端子がついているもの)
(2)実験 天気の良い日に、屋外や屋上で行うと効果的です。太陽電池から10m程度離れても送信できるので、1つの受光器に多数の人たちが利用できます。アンプのボリュームは大きめにセットし、太陽電池の受光付近を暗くしておくと、大きな音を出すことができます。
参考:福島県教育センター 村山正之・湯田健一 フーラー・フォン