外 観 Daystar Webサイトより |
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80mmのカーボン鏡筒、ヘリコイドフォーカスの太陽望遠鏡です。
プロミネンスモデルとクロモスファーモデルがあります。4.2倍テレセントリックバローレンズが内蔵されているために焦点距離は1400mmです。
価格は $2,695.00
ビクセンマウントが標準なので汎用性があり、とても良心的です。
テストとした物は、クロモスファーモデル。 |
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テスト光景 |
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Scout80オリジナルでの撮影の様子です。
昭和機械25Eに載せている25cm反射の背中に乗せました。 |
こちらは、Scout80のQuarkユニットを外して、15cm屈折に応急的に取り付けている様子です。2インチチューブを貸し出していたので、応急的にガムテープで固定しました。
右上の黒いのがScout80ですが、フィルターユニットを外しています。 |
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オリジナル画像 |
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2017年8月23日NOAA12672の様子。
Chromosphere modelとしては、はっきり言って性能が出でいません。
なんで切れが悪いのか。フィルターが悪いのか。いろいろ考えてテストしてみました。
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大きなプロミネンスではありませんが、撮影して見ました。
クロモスファーモデルでは、テストの域ではありません。
プロミネンスモデルの得意とするものなので。 |
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オリジナルの鏡筒に変え、ボーグ76ED スカイウォッチャー150にて撮影 |
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左上のオリジナルと比較してください。
オリジナルよりF値が大きいのでコントラストが上がっているようにも見えますが、ニュートンリングが発生してしまい見栄えが悪くなってしまいました。(フラット処理をしましたが、太陽のリム近くなので、十分なフラット処理がかけられません。) |
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ガムテープ固定なので、光軸がくるっている可能性もあります |
Scout80のクォークユニットはクロモスファーモデルなので、それなりに良い結果が出ました。左のように15cm屈折に取り付けました。 |
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左は、SkyWatcher150にDaystar Quantum PE.5を付けて撮影した画像です。
右上と左の画像は、クリックで拡大できます。
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結論とScout80の性能を生かすために |
Scout80は、プロミネンスモデルとクロモスファーモデルが同一価格で選択できます。Scout80をオリジナルで使う場合は、対物レンズのF値が小さく焦点距離が短いために、半値幅の性能が出せないでいます。太陽全面を撮影し、プロミネンスを映し出すのには手軽で良いでしょう。
しかし、せっかくの半値幅が生かせないでいます。フィルターユニットは、クォークなので、そのユニットを外して長焦点望遠鏡に付けて観測すると性能が発揮できるでしょう。
クォークユニットを利用する場合、オリジナルクォークのユニットと違う部分が2つあります。
@ 2インチチューブが無い オリジナルクォークと同じ雌ネジは切ってありますので、2インチ接眼部につけられるチューブを探す必要があります。サードパーティーであるようです。アイベルが扱っていました(2017.8)。
A オリジナルクォークは、テレセクトリック部分が31.7サイズの接眼部に取り付けられますが、Scout80のクォークユニットは、テレセントリック部分がわずかに太いです。ここから31.7mmにするのは苦労するので、36mmに入れられるアダプターを特注することも考えられます。
しかし、こんなことより@の方法が手っ取り早いです。
私の応急テストのようにガムテープで固定することも考えられますが、光軸がずれたりすることも考えられます。
特に、落としたら壊すのでやめましょう。フィルターは衝撃を与えると、干渉系が壊れます。
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(検索エンジンで直接開いた場合)
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