DayStarに限らず、コロナドでもラントでもHαフィルターでは、6562.8Å以外の光がわずかに漏れています。 | |
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フィルターの性能を表す半値幅。0.7Åや0.5Åなどフィルター価格に大きく影響のある数値です。 しかし、実際はHα線付近だけしか示されていませんが、この波長から大きく離れる部分は、どうなっているのか分からないのが実態です。 |
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左は、DayStar社のQuarkとComboQuarkです。DayStarは、Lunt社やColonado社の大きく違うのは、リアマウントです。 DayStarに限らず、他社も同じですが、中心波長以外の光がわずかに漏れているのです。 その部分を少しでもカットできないかとテストしてもました。 |
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テストは、右のようにしてエタロンの前に、UV/IRカット、IRカット、Hα7Åのフィルターを付けて撮影してみました。なお、Hα7Åのフィルターは、エタロン後方に付けています。 |
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画像は、ASI174MMカメラで撮影して、160/400フレームスタックをRegistaxで行い、トーン補正、階調補正は行っていない状態です。 画像を比較してみると、ノーフィルターに比べ、他の画像のコントラストが上がっているのが明らかです。 IRカットとUV/IRカットの差はわずかです。つまり、紫外域、赤外域とにわずかに光が漏れていることが分かります。 |
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Quantumでも効果が分かります。Quarkの方が効果が高い、言い換えるとQuarkの方が性能が低いということです。 | |
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これは、階調補正したものです。いずれにせよ、Quark、Quantumとともに、出来ればUV/IRカットフィルターを付けて使いたいです。 | |
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