究極の近親相姦アサガオ (未成年者はこちらへ)

タイトルを見て驚きの方が多いことでしよう。何でこんなタイトルか、雄しべと雌しべの様子を調べてみましょう。

株が1本でも毎日、花を咲かせてくれる朝顔
朝4時過ぎ頃から、まるであくびをしているように
花びらをいっぱいに広げ、夏の大空に大きな声を
出しているように思えます。
その花の中を覗くと、左のように雄しべと雌しべが
あります。
雄しべは、5本(時に6.7.8本)あります。
花は、お昼過ぎにはしぼんでしまいます。

昆虫などが花に入らなくても、一月もすると種が
できます。
この秘密を探ってみましょう。
夜9時頃のつぼみ 夜9時頃のつぼみを開いて
中の様子を見てみると。
縦に長細い形の雄しべより、
丸い雌しべの方が
上にあります。(長い)
翌日朝、花びらを切って
中を見てみると。
丸い形の雌しべを2本の雄しべが
追い越している。
昼には、しぼんでしまう。
つぼみから花開くわずか数時間の間に、雄しべの長さが成長し、雌しべを追い越してしまいます。
追い越すときに、雄しべの花粉が雌しべにこすりつけられてしまいます。
開花にあわせて、自分の花の花粉を自分の雌しべの柱頭につけるということ。
つまり、開花したときはすでに受粉しています。人間に喩えると、世に出たときはすでに・・・・・
2日ほどで、花びらが落ち
長い雌しべが残っています。
雄しべは、花びらの方に付いてい
るので取れてしまうのです。
そして、約1ヶ月後、種が出来ます。
幼い君たちは、意味がお分かりになったでしょうか。

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