レンゲは、大気中の窒素を土に

 レンゲは、豆科で、大気中の窒素を
取り込んで養分にできる植物です。

 ほとんどの植物は、土の中の窒素分を
根から吸収しています。だから、田畑の
窒素分が無くなるので肥料をまきます。
多くが石灰窒素です。酸性に偏った土を
アルカリ性に変えることと、窒素分を
補うのです。
 しかし、豆科の植物は進化していて
大気成分の半分以上を占める窒素を
直接利用できます。だから、昔は、秋に
レンゲの種を撒いて春に備えました。
春になり、このレンゲを肥料として使う
のです。

 今は、こんなレンゲの風景は少なくな
りました。

地方によっては、レンゲでなく、ゲンゲと
呼ぶところがあります。

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