平成15年度     
     研究の概要

課題名「自然から学び、生き生きと活動できる児童の育成〜生活科・総合的な学習の時間の体験活動を通して〜」

課題研究の目的  地域の素材・人材を生かした豊かな体験学習を通して、地域の自然のすばらしさやその重要性等に気付くと共に、児童一人一人が生きる力を身に付けられるような学習活動の展開を工夫する。また、児童一人一人が自身の学習の成果を実感し、次の活動への意欲をもてるような評価について研究を行う。 
課題設定の理由   昨年度は、今までの指導及び研究実施においての成果や課題をふまえ、授業研究を通して具体的な評価方法の研究を進めてきた。本年度は、生活科や総合的な学習の時間の活動を中心に農業体験活動体験学習を取り入れ、児童一人一人が主体的に学習課題に取り組むことので着る場を設定し、本校周辺の豊かな自然と地域の人々とのふれあいを通して、生き生きと活動できる児童の育成を目指したいと考え、本課題を設定した。
学校経営の努力点との関連 ・体験活動を通して児童と教師が互いに学びあい、感動を共有し合うことのできる学校づくりを目指して研修を進める。
・体験活動を通して児童自身が身近な課題を発見し、その解決のために、自ら考え行動しようとする意欲を喚起できる機会と場を設ける。(ひいらぎまつり、130周年記念行事との関連を図って)
・児童が自分自身の活動の成果を自由に表現し、互いにその喜びを共有できる場(発表の場・掲示の場)の設定。
(1)研究の方針 ・研究課題についての共通理解を図ると共に、地域の学習環境・人的環境の見直しを行う。
・充実した研修が図れるよう、研修会の持ち方を工夫する。
・研修の成果を全職員が共有できる機会を設け、個々の成果を日常の学習活動に生かせるようにする。
・研究推進の手だてが適切であったかどうかを適宜評価・反省する。 
(2)研究の内容 ・活動計画・評価計画の作成(農業体験活動との関連を意識して)
・学習素材一覧や地域人材活用表の作成
・総合的な学習の時間・生活科の年間指導計画の改善
・地域の教材化を図った授業研究会(要請訪問)
・課題のまとめ(研究の成果と今後の課題・来年度の見通しについて) 
(3)研究の方法 ・個人研修・ブロック研修・全体研修の三形態を活用しながら研究を進める。
・各学年の授業実践の時期が重ならないように、年間計画を立てて実践を進める。
・進んで自己研修に努めると共に、研修日を設定して、計画的・継続的に進める。