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漆器について

"漆"・"漆器"について思うこと、気がついたことを少しずつ書きためていこうと思います。漆器を身近に感じてもらえるきっかけになれば嬉しいです。

当工房の漆器はすべて未完成品です。毎日使っていただく中で徐々に艶を益し、味わい深くなり、完成していくものなのです。使っていただいてこそ初めて漆本来の力を発揮し、漆器のよさを感じていただけると思います。


漆は本来素材(木を)丈夫にするために塗られるもの。ですから、ちゃんと塗ってあるものなら、水にも熱にも強いものなのです。

毎日使うものであれば、それほど神経質にならなくても大丈夫!もちろん「モノ」ですから、使い方によっては壊れることもあります。でも、それは陶器でも、ガラスでも、何にでもいえること。神経質になる必要はありません。大事に使っていただければ・・・それでいいのです。

使わずに箱に入れてしまっておくのが一番もったいないです。未完成のままその漆器はよくなりませんからね。使い込めば込むほど、漆器はどんどん表情を変えてくれます。美しくなるのです。

お店に並んでいるお椀と半年、一年、数年使った漆器を見比べてみると、使い込んだお椀の方が艶が出てきれいになっているのが分かります。もちろん、経年の細かい傷は多少ついているでしょう。でも、それは、見た目に醜い傷ではなく上手に年を重ねた味わいとして感じられるのです。どうしても気になる表面の傷は、木地(お椀の形になっている木自体)に傷が入っていなければ、塗りなおしてきれいになります。その場合、使い込んで出てた味わい深い艶はなくなり、塗りたての「未完成状態」に戻りますから、また大切に使って、徐々に「完成品」にしてくださいね。

過保護は禁物。人間と一緒です。大切にしまっておくだけでは漆器のよさは出てきません。かわいがりすぎて、磨きすぎたり(擦りすぎたり)しても、逆に傷つけてしまうことも・・・。普通に生活にとりいれて、大事にしてやれば漆器はどんどん良さを発揮し、魅力的に成長してくれるはずです。




◆お取り扱い作品(作家)のご紹介◆

漆の器
陶の器
ガラスの器 染めと織り
木と竹のもの 銅・銀・錫のもの 布のもの(リネン、ガラ紡、オーガニックコットン)など

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