
最近、朝のニュースの予報で増えてきた「メッシュ予報」。ひと目でわかる し、わかりやすい…と思いがち。ただ、どうも、あまり当たってないように 感じたことはないだろうか。私は、この方式はあまりあてにしないべきだと 考える。なぜか。理由はいくつかある。その前に、このメッシュ予報の特徴を考えて みよう。
1:こまかい地域ごとに分割されて表示される
2:「晴れ」「雨」など、一つの記号で表されるこの2つに絞られると思う。…確かに一見、わかりやすいように思えるが、 大きな落とし穴を持っている。
まず1。これは、すべての地域が何らかの色で塗りつぶされてしまうために、 都道府県境界等何らかの地域目安がないと自分の住んでいる地域がどこだか わからなくなってしまう(特に内陸!)。
そして2、これが1番の問題点だと思うのだが、予報である以上、一定の 長さの時間(AM9時〜12時etc.)に対して予報を出しているわけだが、 だいたいにしてある程度の長さの時間を一つの 天気記号で表示しようというのがそもそものまちがいなのだ。 考えてみてほしい。通常の予報が「曇り一時雨」なのに、3時間もの間、 雨が降り続いているということが考えられるだろうか。これでは当たる 予報も当たらない。本来、天気記号1つで表示できるのは、気象通報などの ように過去の、それも「午後何時の天気」という1点のみのものであるべき なのだ。予報を出す側としては、たとえば、雲の流れ方の予想から 「この都市(地域)ではこのくらいの時間帯に雨が降る」という予報を出して いるのに、「その時間帯は雨が降り続く」と勘違いされてはたまらない。 おそらく、その時間帯に起こりうる「一番悪い状態の天気」を表示している のだろう。理想としては、降水アメダスの「○時間後の予想」のようなものを都道府県 境界線付きで表示するものがいいと思う。一番近いのはNHKの予報だろうか。 だが、某民放キー局の朝の予報で出てくる、「6時間区切り、境界なし」の ものなどは最悪である。あんなものは信用するに値しない。
時に出てくる「時間別予報」も同様のものだが、「都市別」と割り切り、 天気の流れを見る上では多少は誤解を招きにくい気がする(逆に都道府県 別でそれをやられるとメッシュ予報以上に粗悪なものになるが)。いずれに せよ、よりこまかい予報を出す側に求められるようになった分、それを正確に 理解し、活用する知識が見る側に要求されるようになった結果だと 考えている。
大した知識も持たず、「天気予報は当たらない」とわめくなかれ。今の時代、 予報を単純にうのみにせず、いかに「活用」するかが重要なのだ。