特急りょうもう号が横転、乗客の安否未だ不明
8日午後3時頃、群馬県館林市の東武伊勢崎線館林−羽生間で、
浅草行き下りの特急列車りょうもう26号=六両編成、乗客乗員約三百人=が脱線、
横転する事故が発生した。脱線したのは喫煙車両を含む前三両で、乗客ら五十人が死亡、
重傷を含む約百人が市内の病院へ搬送されたが、残りの乗客の安否は依然として分かっていない。
東武鉄道はこの事故に関して「誠に不徳の致す限りで、
乗客の皆様とそのご家族には何とお詫びして良いか分からない」とのコメントを発表している。
事故原因については調査中としているが、救出された埼玉県新座市の男性(25)などの乗客から
「足利(市駅)を過ぎた辺りから継続的に妙な音が聞こえるようになった」との証言が聞かれるため、
車両の不具合が原因ではないかという見方も強まっている。
この事故を受けて群馬県警と埼玉県警は午後三時五十分、突発重大事案合同対策本部を設置。
死傷者数の集約などを急いでいる。
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