平成18年第4回佐野市議会定例会会議録

平成18年第4回佐野市議会定例会会議録




平成18年第4回佐野市議会定例会会議録(第5号)
(抜粋)
平成18年12月7日(木曜日)
 議事日程第5号
  日程第1 一般質問

          午後 3時29分再開

○議長(山越密雄) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 一般質問を続行します。
 3番、大川圭吾議員。
          (3番 大川議員登壇)

○3番(大川圭吾) ただいまより一般質問をさせて頂きます。今
回のテーマは、1.改正容器包装リサイクル法について、2.パソ
コンによる補修費用の事前把握について、3.側溝の蓋について、
4.高齢者虐待の防止について、5.市と自治会のあり方について、
6.新市庁舎に関する市政策審議会の設置についての6項目です。
 最初のテーマは改正容器包装リサイクル法についてです。この容
器包装リサイクル法に関する質問は、今から3年前の平成15年6
月定例議会において質問をさせて頂きましたので、今回は2回目に
なります。当時は1999年6月から始まった新清掃センター建設問
題も、たくさんの方々や町谷町を初めとする地域の方々の協力を得
て、現在建設されている場所に建設が決まった後であり、市民の人
たちもごみ問題には特に関心を持っていた時でありました。
 その後、新清掃センターの建設は順調に進み、今年の3月にはリ
サイクルプラザの完成、そしてごみ処理焼却施設についても10月
16日より旧市内のごみ全面的に受け入れを開始し、現在は試運転中
であると聞いております。そして来年の2月には佐野市への引き渡
しが予定され本格稼働に入る予定になっております。また今年の9
月29日には新清掃センター、正式名称はみかもクリーンセンター
ですが、近隣の3町会と佐野市の間で、みかもクリーンセンターの
建設及び操業に伴う周辺地域の環境保全に関する協定書が締結され
ました。そしてこれからは焼却熱を利用した余熱利用施設の建設が
予定されております。
 今年の春に完成したリサイクルプラザですが、8月22日にリサ
イクルプラザ及び建設中のごみ焼却処理施設の視察を議員全員で行
いました。また10月には栃木県下の連合に所属する議員及びその
関係者約40名が、市民部及びリサイクルプラザ管理係の協力を得
てリサイクルプラザの視察をさせて頂きました。この時には再生品
展示コーナーの見学や、再生品の売れ具合の説明を受けました。ま
た再生品工作室の模様、特に自転車の再生方法なども聞いて勉強に
なりました。石鹸工房やエコクッキング工房も見学した感想ですが、
これらは工房で色々な事を行う以上に、市民の方々にこのみかもク
リーンセンターへ足を運んでもらうことの方が意味あると思いまし
た。なぜならこのような施設は、これから特に市民に開かれた施設
であると同時に親しみある施設であることが求められると思うから
です。
 このリサイクルプラザ2回の視察を通して思い出したのが、容器
包装リサイクル法のことです。この容器包装リサイクル法ですが、
1995年に法律が公布され、1997年4月から施行されました。そし
て法施工後10年が経過し改正容器包装リサイクル法、正確には容
器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律の一部を
改正する法律が、今年の6月15日に公布されました。今回の改正
は来年4月1日から施行するために、市としてはまだ準備段階であ
るとは思いますが、現在のリサイクル法の佐野市の状況について3
年前とは状況も変わっていると思いますので、前回の質問とからめ
ていくつか質問をさせて頂きます。また改正容器包装リサイクル法
についてとの表題となっておりますが、リサイクルプラザの運営に
ついても質問の中に含めさせて頂きます。
 まず現在の容器包装リサイクル法を施行している中で、問題とな
る事項はないかどうかをお聞かせ願います。またこの法律を施行す
るにあたっての佐野市が負担している費用、物によってはアルミ缶
などのように売却できるものもあると思いますので、全費用のうち
売上高いくらで差し引きいくらと言うようにお答え下さい。また有
価物に関しては単位あたりの値段も教えて下さい。さらに取扱量に
ついてもお聞きします。
 次は改正容器包装リサイクル法に関してです。この改正は循環型
社会形成推進基本法の基本原則に基づき、リサイクルより優先させ
るべき排出抑制、再使用を更に推進する。また、リサイクルについ
ては効率的・効果的な推進、質的な向上を図る。循環型社会の構築
等に係る効果とのバランスを常に考慮しつつ、容器包装のリサイク
ルに要する社会全体のコストを可能な限り効率化させる。国・自治
体・事業者・国民等の各主体が、自らが率先してできる限りの取組
を推進すると同時に、相互連携による積極的な対応を目指す。以上
のような趣旨のもとに、排出抑制に向けた取組の促進、事業者が市
町村に資金を拠出する仕組みの創設などをうたっておりますが、佐
野市として検討している事項や、問題点はないかをお聞きします。
 リサイクルプラザが完成し、約半年が経過しました。この間に再
生品の販売もしたと聞いておりますが、市民からの反応や改善点及
び問題点をお聞かせ下さい。また体験工房についても同様の質問を
します。さらに11月23日に行われたフリーマーケットとリサイク
ル品の販売会の状況についてもお聞きします。
 どんなに最新鋭の施設でも初期トラブルはつきものです。リサイ
クルプラザの運転については問題なかったのか、そして現在かかえ
ているトラブルはないかを確認の意味でお聞きしておきます。

 次はパソコンによる補修費用の事前把握についてです。昭和30
年代から始まった高度経済成長は個人の生活を豊かにしただけでは
なく、道路を初めとする社会的資本も充実させてきました。私も子
どもの頃を思い出しますと、市の建物の数ばかりではなく内容にし
ても豪華になってきました。旧佐野市の予算規模を見ましても、バ
ブル崩壊後の一部の時代を除いて予算は常に右肩上がりで、佐野市
も連続して豊になってきたことは間違いありません。このような中
で日本中のあらゆる都市で、また佐野市も同じように新たに公共施
設が建設されました。現在は税収の伸び悩みに伴い、若干の停滞が
見られるもののそれでも全く新しい建物が建設されなくなった訳で
はありません。
 しかし、社会的資本は造ってしまえばそれで良いと言う訳ではあ
りません。建物一つとっても補修や改造などを必要とし、それは建
築後の年数を経ることに補修費は増大していきます。ある都市では
新しい建築物を造る費用と同じだけの費用を補修にかけていると聞
いたことがあります。このように補修は市の財政に大きく影響を与
え、年々費用が増大していくことが予想されます。それは昭和40
年代に整備された社会資本がのきなみ更新時期を迎えるからです。
またその頃に整備された施設は急激な都市化への対応だったために
必ずしも優良な施設ばかりではないことから、現在では老朽化の弊
害が深刻になってきていると言われています。
 また建物ばかりではなくエアコンの交換なども費用と交換時期の
問題、部屋の利用に大きな制限が加わることなど、事前に交換時期
を把握する必要があります。以前にこの補修費用の算出について質
問をした処、予算編成の段階で建築物等の経過年数や、あるいは延
べ床面積、施設の使用形態等につきまして、係数評価をして算出を
しました額を各施設所管課に指示をしているところでございます。
また、経過年数などでは評価されないような特殊的な要因によりま
す摩耗や、あるいは突発的な故障等に対しましては、各課で作成を
してございます施設維持管理台帳なども参考に、現場の状況等を確
認いたしまして臨時的な改修費用等の計上を行っております、との
答弁が帰ってきました。
 そこで確認ですが、佐野市が所有するすべての施設に関してパソ
コンによる一元管理を行い、補修費用等の予測をすべきであると思
いますがいかがでしょうか。そしてあらかじめ予測した内容に従っ
て現場を確認して必要性を厳しく査定すべきだと思います。これは
現在の厳しい予算の中で、ただ単に時期が来たから更新すると言う
ことではなく、継続して使用することが出来ないかを見るものです。
 以前に同様の質問をした時には、各施設の所管課で施設整備の点
検を行っているとの答弁を頂きましたが、現在のように膨大な補修
費を使う時代では補修に関する部署を新たに設けて一つの部署で管
理した方が良いと思いますが、いかがでしょうか。
 公共施設で使用していない建物がそのまま残っているのは、いま
まで無かったように思います。唯一例外なのが市民会館だと思いま
すが、その後取り壊し予定などは決まったのかお聞きします。

 3つ目の質問は側溝の蓋についてです。議員のどぶ板と言われる
仕事で地域の側溝の蓋を行政にお願いしてつけてもらうと言う話を
聞いたことがあります。これはどぶ板を象徴している言葉だと感じ、
話だけで実際はあまり無いものだと思っておりました。しかし私の
議員生活も長くなりますと、この側溝へ蓋をして欲しいという市民
からの要望もいくつかあります。
 思い起こせば以前には私の自宅前も側溝の蓋はなく、朝早く起き
て側溝の中に堆積しているヘドロを道に出す作業をやりました。こ
れは年に何回か町内の行事の一つとして行われたものです。その道
路へ出されたヘドロをその後どのように処理したのかの確認はして
おりませんが、佐野市の責任で廃棄物として運ばれたのだと思いま
す。もうかなり前になりますがこの側溝には蓋がついて、この早朝
作業はなくなりました。
 側溝の蓋をして欲しいとの依頼を受けて現場を確認しますと、蓋
がついていなくてもそれほど不便を感じないと思われる場所から、
これは側溝ではなく川と呼んだ方が適当だと思われる大きなものま
で様々でした。また場所によっては非常に危険でまかり間違えば死
亡事故につながる恐れがあると思われる場所もあり、この場所につ
きましては蓋ではなく車用ではない簡易なガードレールを設置して
もらったこともあります。また私の友人が夜にジョギングしており、
前から来た車を避けようとして道の端に寄ったところ、そこに運悪
く小さな側溝があり、その中に足を落としてくじいてしまったと言
うことも聞きました。
 このような中、市内の側溝について蓋がついているかどうか注意
して見るようになりました。そうしましたら、現在はほとんどの側
溝に蓋がついているように見受けられました。そうしますと、住民
からの依頼のある側溝は昔に造った側溝であり、費用の関係かどう
かは分かりませんが、蓋がついていないのが残っているのだと思い
ました。しかし私が考えるには、単に側溝の蓋と言っても中のヘド
ロや落ち葉を取り出す清掃、大雨の時の状況そして市民が生活する
上での安全性など、蓋を設ける基準はどうなっているのかを知りた
くなり、ここに質問を行うものです。
 側溝の蓋の設置基準についてお聞きします。側溝の中の清掃及び
安全性、幅や深さなどに対応した基準は設けられているのでしょう
か。またいくつか市内には側溝の蓋がついていない場所もあります
が、将来的には全て蓋をする方向なのでしょうか。

 次は高齢者の虐待防止についてです。この高齢者への虐待は幼児
虐待やDVなどと並んで強い者が弱い者への暴行などが家庭と言う
密室で行われるので、顕在化しにくく発見が遅れる点では同じよう
な傾向があると思います。しかしこの問題が顕在化してきたのは最
近のことであり、その背景には不況により高齢者への世話や介護が
経済的に困窮してきたのがその背景にあると言われています。私は
近頃日本社会に際だってきた格差社会が、この高齢者や幼児への虐
待への大きな要因の一つになっていると感じております。また今回
何人かの議員が質問を行ういじめや幼児虐待の問題も、社会的に見
れば強い者が弱い者に対して行う点で、現象は異なるために別の事
と捕らえがちですが以外と根は同じところから来ているのかも知れ
ません。
 そんな中で2005年の11月に高齢者虐待防止法が制定されました。
これは暴行、長時間の放置、暴言、わいせつな行為、財産の不当な
処分などを明記し、市町村への通報を義務付けたものです。また市
町村が家庭内に立ち入り調査できるとし、生命への危険性が認めら
れた場合には、迅速に保護をしなければならないとしてあります。
 私の祖母も3年ほどは要介護4で寝たきりではありませんでした
が、それに近い状態でしたから介護する家族の大変さも分かってい
るつもりです。また重度の認知症でありながら力強い男性だったの
で暴れて困ると言うような相談を受けたこともあります。一度暴れ
出すととても介護を行う女性の手では取り押さえることはできませ
ん。そうなりますと、きれい事ではすまされなくなります。単に高
齢者介護と言ってもその実態は様々であり、介護を行った人でなく
てはその本当の大変さは分かりにくいように思います。しかしだか
らと言って高齢者への虐待がそのままであって良いはずはありませ
ん。
 この法律には介護疲れなどで虐待の加害者となりやすい家族への
支援を盛り込み、さらに家族の負担を軽減するために、市町村に、
高齢者を一時、緊急入所させる居室の確保を義務づけています。そ
こで質問ですが、高齢者への虐待の現状を佐野市ではつかんでいま
すか。また高齢者を一時、緊急入所させるなどの処置をした例はあ
りますか。
 また誰にもみとられずに高齢者が亡くなる孤独死の数を把握して
いますか。そしてその対応策もお伺いします。

 5つ目の質問になりますが、市と自治会のあり方についてです。
11月25日の下野新聞に、宇都宮市 自治体加入率90%台へと言う
項目の記事が載りました。概要を述べますと、佐藤栄一市長は24
日の定例記者会見で、市民協働を進めるため、現在60%第の自治会
加入率を5年後には90%台に戻す報告で、施策を展開することを明
らかにした。途中は省略しますが、続いて、自治会は任意組織で加
入に強制力はないが、佐藤市長は会見の中で「自治会は行政にとっ
て生命線」と表現し、自治会が市民協働やまちづくりの中核的役割
を担うことを強調した、となっています。市と自治体はどちらかが
上とか下とかの組織ではなく、あくまでも別個の組織であるにも関
わらず、市長が自治会への加入率について述べたのは、市の自治会
連合会が佐藤市長に対して「未加入世帯の加入策支援について」の
要望書を提出したことによるようです。
 しかしながら、宇都宮市を例に上げるまでもなく市と自治会は密
接な関係にあるのは間違いありません。例えば今年度の予算を見て
も市から自治会へ運営交付金として1,755万円を初めとして、町会
掲示板設置費補助金、町会消火設備設置補助金、町会長連合会交付
金、地区町会長協議会交付金が支払われています。また自治会の公
民館を新しく建設する場合や改修する場合にも土地代を含めてその
建設費の一部を補助することになっております。
 そんな中である市民の方から、街路灯の電気代は自治会で一部を
負担しているが、自治会への加入率が減少してくると加入している
人の負担が増加することになってしまう。同じ町内に住んでいるの
で不公平になるのではないかと言われました。これを聞いた時は自
治会自身の問題であると思いましたが、半分の電気代は市から出て
いるので市も全く関係無い訳ではありませんので、ここに見解を求
めるものです。
 また、市からの配布物として広報さのや市議会だよりなどがあり、
これらは自治会を通して配布してもらっていると思いますが、自治
会へ加入していない世帯への配布はどのようにお願いしているので
しょうか。
 以前に行われた介護保険の説明会やごみの収集の変更その他の市
から市民への通知説明は自治会を通して行われているものだと思い
ます。そのような市からの重要な通知は自治会へ加入していない世
帯へは伝わらない可能性もあります。これは市にとっても市民にと
っても不利益につながることが考えられます。このように考えます
と、宇都宮市のように市と自治会が連携して自治会への加入率のア
ップに繋げる必要性を感じますが、どのようにお考えでしょうか。

 つぎが6番目で最後の質問になりますが、新市庁舎に関する市政
策審議会の設置についてです。9月28日に佐野市民病院の経営改
善策を論議してきた、市政策審議会は最終答申を市長に手渡しまし
た。この審議会は昨年の9月に発足し、医師を含む学識経験者や商
工団体など関係機関の代表者、公募市民ら22人が委員を務め、今
年の4月に中間答申そして今回最終答申として、指定管理者制度を
早期に導入することや経営責任体制の確立を強く要請する内容とな
りました。
 この市民病院に関する市政策審議会はこれで終了になったものだ
と思います。しかし、岡部市長が当選後に語ったことによれば、ま
ずは市民病院に関しての政策審議会を立ち上げ、それの結論が出た
らすぐに新市庁舎の建設に関しての市政策審議に移るのだと私は記
憶しております。あまりにも佐野市民病院の問題が大きくなってし
まって影が薄くなった新市庁舎の建設問題ですが、新市庁舎の件に
関する市政策審議会はどのようにお考えなのでしょうか。
 政策審議会の設置の有無、メンバーや人数、結論を出す時期など
をお伺いします。もし決まっていないのでしたら、新市庁舎に対す
る市長のお考えをお聞きします。
以上で私の第1回目の質問と致します。今回は6項目と多いです
が、市長、関係各部長の誠意あるご答弁を期待しております。

○議長(山越密雄) 当局の答弁を求めます。
 まず、市民生活部長。
          (市民生活部長 登壇)

○市民生活部長(飯田眞一) 大川議員の一般質問にお答えをいた
します。
 現在の容器包装リサイクル法を施行している中で問題となる事項
はないかどうかとのご質問につきましては、容器包装リサイクル法
の関連で一昨日若田部議員にご答弁申し上げたところでございます
が、合併した市町村にあって人口の合計が30万人未満の複数の市
町村の場合、保管施設の設置は1カ所の選定となっているわけでご
ざいます。本市の場合は、みかもクリーンセンター、葛生清掃セン
ター、2カ所あるわけでございます。その中でみかもクリーンセン
ターにおいては日本容器包装リサイクル協会へ、もう一つの葛生清
掃センターは民間業者に委託処理をしているわけでございます。こ
のような状況から、問題点といたしましてはリサイクルするときに
かかる市町村の財政的負担が大きいものがあるというふうに思って
おります。
 次に、佐野市が負担している費用とのご質問につきましては、容
器包装リサイクル法に係る平成17年度実績で申し上げます。まず、
日本容器包装リサイクル協会と契約をして負担した数値でございま
す。5項目ほどございますが、まず一つが無色ガラスの処理量が
160.4トン、トン単価がトン当たり156円でございます。これは、
逆有償と申しまして市の方がお支払いをしたものでございまして、
総額2万5,021円を支払っております。二つ目が茶色のガラス、処
理量が265.5トン、単価がトン当たり912円を市から支払っており
まして、総額が24万2,100円でございます。三つ目がその他ガラ
ス処理量といたしまして100.5トン、単価がトン当たり704円で、
総額が7万712円、これも支払っております。四つ目がペットボト
ルの処理量で184.7トンで、これは市の負担はございません。5番
目が白色トレーの処理量が2.4トン、トン当たり5,600円を支払っ
ております。総額で1万3,760円となってございます。したがいま
して、合計で35万1,593円を支払ってございます。一方、葛生清
掃センターで処理した内容は、一つには無色ガラスの処理量が30.8
トン、これはトン当たり525円の割合でいただいております。額が
1万6,180円。ペットボトルの処理量が74.3トンで、トン単価が1
万2,600円、額にしまして93万6,558円をいただきまして、総額
が95万2,738円をこれは業者の方からいただいております。
 次に、平成17年度資源ごみ売却金のうち容器包装リサイクルと
してみかもクリーンセンターはこのほか519万954円、葛生清掃セ
ンターにおきましては779万9,033円で、合計で1,298万9,987円
の収入でございます。逆に容器包装リサイクルの資源ごみ処理で支
払った金額がございます。これは、みかもクリーンセンターで127
万8,833円でございます。もう一つ、葛生清掃センターの方には167
万7,264円で、合計いたしますと295万6,097円でございます。先
ほどとの差し引きでございますと1,003万3,890円の収入となった
ものでございます。 
 次に、改正容器包装リサイクル法が来年4月1日から施行するわ
けでございますが、佐野市として検討している事項や問題点はとの
ご質問につきましては、容器包装に係る分別収集及び再商品化の促
進等に関する法律の一部が改正されるわけでございまして、改正の
概要といたしますと、一つには容器包装廃棄物の発生抑制の促進、
それから質の高い分別収集、再商品化の推進、三つ目が事業者間の
公平性の確保がうたわれているわけでございます。そこで、本市と
いたしまして具体的に計画をしているのは市町村分別収集計画を公
表する予定でございます。
 次に、リサイクルプラザが操業開始をいたしまして9カ月を経過
し、再生品の販売会を開く中で市民からの反応や改善点及び問題点
についてのご質問につきましては、リサイクルプラザでは循環型資
源回収に努めてきたところでございます。このような結果、市民の
方からはごみの減量や品物等が必要な人には大変助かるし、大いに
リサイクルを進めてほしいという意見をいただいております。また、
9月25日に抽せん販売した再生品でございますが、40点ほど行い
ました。このときは数が少なかったので、1世帯1点の申し込みと
限定をいたしました。今後は、購入者の要望等にこたえるためにも
再生品の品数をできるだけ多くしていきたいと考えているところで
ございます。
 次に、体験工房の市民の反応や問題点、改善点についてのご質問
につきましては、まずエコクッキング講習会でございますが、6月
から毎月1回11月末まで7回実施いたしました。反応といたしま
すと、今までは知らなかったエコ料理のつくり方、つまりむだのな
い料理の仕方の勉強ができた、あるいは食材を使い切るノウハウを
習得できた、さらに前回よりエコ意識が高まった、あるいは家庭で
つくるポイントを教えていただいて参考になった、実習したことを
これから家庭で実践していきたい、そのほかこれは行政側への配慮
に感謝をする、あるいは継続してこうしたエコクッキングを実施し
てほしいという多数の意見をいただいております。
 次に、二つ目のリサイクル石けん講習会でございますが、同じく
6月から毎月1回11月末までで7回実施いたしました。反応とい
たしますと、自宅でつくってみたい、物づくりは楽しい、こういう
場所があることをたくさんの人に知ってもらい、環境汚染について
考えてもらいたいなどの意見をいただいております。したがいまし
て、今後も引き続き継続実施してまいりたいと考えております。
 次に、11月23日に開催されたフリーマーケットとリサイクル品
の販売会状況についてとのご質問でございますが、フリーマーケッ
トは24区画の出店協力がございまして、来場者は約1,000人でご
ざいます。出店品といたしますと日用雑貨、衣料品、手づくり品、
版画、はがき、食器類などの出店販売でございます。そして、掘り
出し物を探す市民でにぎわったところでございます。また、リサイ
クル品の販売会状況については、入場者1人1点という限定つきで
ございました。リサイクル品は、74点を展示いたしました。主な再
生品としては、自転車が12台、たんす3さお、チャイルドシート、
ベビーカー、食器棚、学習机、バッグ等で、価格は100円から3,000
円という価格設定をいたしました。応募者総数は335人となりまし
て、全体の平均倍率が約4.5倍、家具などは最高のもので19倍、
自転車につきましては最高のものが40倍というものもございまし
た。売上額は、トータルで5万500円となった次第でございます。
この後当選者の方が再利用していただくことになりますが、今後と
も循環型社会への意識の高揚と啓発に努めてまいりたいと考えてお
ります。
 最後に、どんなに最新鋭の施設でも初期トラブルはつきものだ、
リサイクルプラザの運転については問題なかったのか、そして現在
抱えているトラブルはないかとのご質問につきましては、本年3月
から本格稼働してきましたが、現在に至るまでに軽微なトラブルは
ございました。大きな機械的なトラブルではございませんでした。
その内容といたしますと、コンベヤーの起動不良、あるいは瓶の自
動色選別機の選別精度の不良などがございましたが、制御設定機器
や保護機器などの調整により速やかに対処し、現在では大きなトラ
ブルもなく順調に稼働しているところでございます。
 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(山越密雄) 次に、総合政策部長。
          (総合政策部長 登壇)

○総合政策部長(萩原進) 一般質問にお答えいたします。
 まず、パソコンによる一元管理を行い、補修費用等の予測をすべ
きであるというご質問でございます。佐野市が所有する建物につき
ましては、財産台帳によりその施設の建築年次や構造などの概要を
一元管理しております。この一部につきましては、パソコンの表計
算ソフトにデータとして入力済みでございまして、現在合併に伴う
財産台帳の一元化作業に合わせ、すべての施設について入力作業を
進めているところでございます。このデータを活用しての補修費用
の予測についてでございますが、現在でも施設の維持管理に必要と
思われる通常の修繕費用につきましては、この財産台帳から得られ
る建築年次や施設規模、施設の使用形態等につきまして係数評価を
することによりまして予算編成の段階で必要とされる補修費用の算
定を行っているところでございます。また、大川議員ご指摘のとお
り厳しい財政状況下にございますので、これにより算定された維持
補修費用にとらわれることなく、実際に施設に出向き、施設の老朽
化や摩耗度などの現場の状況を把握することによりまして改修が必
要となる施設の精査を行いまして、修繕費用の適正化、平準化に努
めている状況でございます。
 次に、施設の補修に関する専門部署を設けてはどうかとのお尋ね
でございますが、各施設の施設整備につきましては、その施設の状
況をよりよく把握できる立場にある各施設の管理担当者が行うのが
最も効率的であると考えております。また、現行の組織体系におい
ても都市建設部の建築住宅課には専門知識を有する職員がおり、市
有施設全般の営繕につきまして各施設の施設管理者が対処できる範
囲を超えた修繕が必要となる場合や異常箇所を発見した場合は施設
管理者とともに対応しているところでございますので、ご理解をい
ただきたいと思います。
 次に、自治会へ加入していない世帯への広報さの等市の配布物の
配布方法についてご質問でございますが、自治会を通して配布され
ない方のために本庁舎、田沼、葛生総合行政センター、各支所、公
民館に一定部数を用意しまして、近くの公共施設にとりに来ていた
だく方法を現在とっております。
 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(山越密雄) 次に、産業文化部長。
          (産業文化部長 登壇)

○産業文化部長(落合昭雄) 一般質問にお答えをいたします。
 私の方からは、市民会館の取り壊し予定などは決まったのかとの
ご質問でございますが、現在平成14年度に実施いたしました耐力
度調査を受け、平成15年度より一般貸し出しにつきましては休止
をいたしまして、倉庫として使用している状況でございます。今後
市民会館をどのようにするかは全庁的な協議が必要と考えておりま
す。したがいまして、その方針が出されるまで現状のまま安全に注
意し、使用してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い
いたします。
 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(山越密雄) 次に、都市建設部長。
          (都市建設部長 登壇)

○都市建設部長(佐野博) 一般質問にお答えいたします。
 私の方からは、側溝のふた及び側溝の中の清掃に対応した基準は
設けられているのかというご質問でございます。市道の側溝のふた
の設置に関する基準は特にございません。以前は、経費を下げて整
備延長を伸ばすためにふたをかけないで施工したこともありました
が、現在は交通の安全を図るために、市道に設置する側溝につきま
しては幅や深さに関係なく、ふたもあわせて設置をしているところ
でございます。また、清掃基準につきましては、本来側溝は道路の
路面に降った雨水を排水するために設置されるものでございますが、
皆さんの宅地から流れ込む雑排水があるため、沈殿物は産業廃棄物
として取り扱われます。高額な処理費用を払って専門業者にお願い
することになります。市内において、側溝は約600キロの距離が設
置してございまして、堆積した土砂を上げてから処理するまですべ
て市で対応するには多額の費用がかかることから、利用している地
域の皆さんにも土砂上げをお手伝いをお願いしているところでござ
います。皆さんに上げていただいた土砂は、日数を置かないで委託
しています専門業者に収集処理として行っております。また、市で
は暗渠になっているところや側溝ぶたが大きく、人の力ではあけら
れない側溝につきましては、市で専門業者に委託をし、清掃を実施
しているところでございます。今後高齢化が進み、地域の皆さんの
ご協力を得ることが難しくなってくることが想定されますので、市
で実施することも検討していかなければならないと考えてございま
す。
 次に、側溝のふたがついていない場所もあるが、将来的にすべて
ふたをする方向なのかとのご質問でございます。古い側溝で一部ふ
たが設置されていない側溝がございます。市では町会から要望をい
ただきまして順次設置を進めているところでございます。これらの
中には側溝の構造上設置が難しいものや側溝を農業用水と兼用で利
用しているところがあったり、ふたを設置することができないとこ
ろもございます。将来的には道路の危険性を少なくする意味からも
ふたを設置していきたいと考えておりますが、ふたがかけられるよ
うに側溝自体を直さなければならないところも多くございまして、
多額の費用がかかることや隣接している方、ないしは耕作をしてい
る方の理解等が必要になることから、今後の整備課題とさせていた
だきたいと考えております。
 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(山越密雄) 次に、健康福祉部長。
          (健康福祉部長 登壇)

○健康福祉部長(佐藤宣雄) 一般質問にお答え申し上げます。
 私の方からは、高齢者虐待の防止についてでございます。初めに、
高齢者虐待の現状の把握並びに緊急入所措置の実施状況についてで
ございます。高齢者虐待につきましては、現在地域包括支援センタ
ーにおいて専門職員が相談業務を行っておるところでございます。
相談件数は、高齢者虐待防止法が施行された平成18年4月より10
月末までの7カ月間で18件ございました。このうち虐待と確認さ
れた件数につきましては13件となっております。虐待の内訳で見
ますと、身体への虐待が7件、ネグレクト、介護放棄等ですが、1
件、心理的虐待7件、経済的虐待2件となっております。なお、こ
れらに伴う特別養護老人ホーム等への入所処置については現在のと
ころ行っておりません。
 次に、孤独死の現状の把握並びにその対策についてのご質問でご
ざいますが、把握につきましては行政や民生委員、児童委員さんに
連絡ある場合を除き、難しいところもありますが、平成17年度に
1件、18年度に1件の2件の確認をしておるところでございます。
この対策としましては、現在緊急通報装置の貸与事業、それから乳
酸飲料愛のひと声事業、配食サービス事業等を通してひとり暮らし
等の在宅高齢者の安否の確認を行っているところでございます。ま
た、65歳以上のひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯等を対象に
高齢者実態調査も毎年実施しております。この調査は、民生委員、
児童委員さんに協力いただき、戸別訪問で行うもので、地域の高齢
者の実態を把握し、きめ細かい福祉サービスを提供するとともに、
民生委員さん、児童委員さんによる地域の見守り活動を推進するも
のとなっております。今後も緊急通報装置の貸与事業や安否確認等
の福祉制度を活用するとともに、民生委員、児童委員さんとの連携
を密に図り、地域の見守り活動の中で高齢者の孤独死がないよう努
力していきたいと考えております。
 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(山越密雄) 次に、行政経営部長。
          (行政経営部長 登壇)

○行政経営部長(須藤作次) 一般質問にお答えをいたします。
 私の方からは、防犯灯の電気料について自治会加入と未加入との
不公平感というようなご質問でございました。防犯灯の設置及び電
気料の補助につきましては、旧佐野市防犯協会設立当時からの事業
として実施をしてきておるところでございます。そういう中にあり
まして、補助内容は設置につきましては100%補助、それに維持修
繕の関係につきましては全額町会の方の負担、電気料につきまして
は50%の補助を行っているところでございます。この事業の性格と
いたしましては、町会の行う地域ぐるみの防犯活動を防犯協会が支
援するというような形の対応をとらさせていただいているところで
ございます。また、栃木県内の状況を見ましても大半の市町が佐野
市と同様に一部補助というような形で実施をしているというのが現
状でございます。地域での防犯意識の向上や対策につきましては、
町会単位の総意によって実施をされる、そういう中にありまして補
助の申請がされているものと考えております。したがって、町会で
の未加入への対応につきましては、町会みずからの対策として自主
防犯意識の高揚に向け、不公平感の解消になお一層の取り組みをお
願いをしたいと考えているところでございます。
 続きまして、市と自治会の連携による加入率アップについてとの
ご質問でございますが、本市の町会加入率は本年4月現在で90.9%
となっております。加入率の低下は、市民サービスの向上からも行
政運営に少なからず影響があると認識をしているところでございま
す。しかし、町会組織は、先ほど新聞等でも議員さんお話しいただ
いたように、任意の組織であるために加入の強制力はありませんが、
一人一人の協働意識から市民の皆さんが進んで加入できる町会運営
が求められてくるものと考えております。佐野市町会長連合会でも
この加入率の低下につきましては今後の町会運営の課題として認識
をされ、今年度も研修の実施や加入促進のためのパンフレット作成
に取り組んでいるところでございます。作成するパンフレットを活
用いたしまして入居者の移動の多いアパートに対して不動産業者、
家主などへの働きかけを行っていく予定でございます。市でも転入
者に対し窓口でパンフレットの配布やホームページなどを通し、P
Rに努めるとともに、町会長連合会と共同した取り組みを行い、加
入促進対策への支援に努めてまいりたいと考えているところでござ
います。
 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(山越密雄) 次に、市長。
          (市長 登壇)

○市長(岡部正英) 大川圭吾議員の質問にお答えをいたします。
 新庁舎に関しての審議会をどのように考えているかとのご質問で
ございますけれども、現在市民病院に対する政策審議会の最終答申
を9月28日に提出をしていただきました。委員の任期は2年でご
ざいます。この現在の市民病院の問題の見通しがつき次第、設置を
いただきたいと思っております。市庁舎の建設計画に対する審議会
のメンバーを選んでいただきまして、厳しい財政の中でありますけ
れども、佐野市のシンボルといたしましてできるだけ早い時期に立
ち上げたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
 以上で答弁といたします。

○議長(山越密雄) 以上で当局の答弁は終わりました。
 この際、申し上げます。本日の会議時間は、議事の都合によりあ
らかじめこれを延長したいと思います。ご了承願います。
 3番、大川圭吾議員。
          (3番 大川議員登壇)

○3番(大川圭吾) ご答弁ありがとうございました。幾つか再質
問させていただきます。
 まず、改正容器包装リサイクル法についてですけれども、この容
器包装リサイクル法を施行している、つまりその場所がみかもクリ
ーンセンターと葛生清掃センターの2カ所にあるというふうな話が
ありました。焼却ではないので、できれば葛生清掃センターで行っ
ているのをみかもクリーンセンターに集結して、1カ所で行って効
率を上げることはできないかどうか、それをお聞かせ願いたいと思
います。
 それとエコクッキングが7回、石けん工房が7回、それとフリー
マーケットで1,000人ということで、非常にたくさんの人が集まっ
てきたのだなというような感じがします。私がこのリサイクルプラ
ザの視察の件で打ち合わせに行ったとき、やはり老夫婦がそこに見
学に来まして、中を見ていました。今までの田之入の清掃センター
の場合には、一般の方がそこに行くということがほとんどなくて、
どちらかといえば汚い施設、はっきり言えばそういうふうな感じだ
ったのですけれども、今回はたくさんの人があそこの施設に行くこ
とによってそういうイメージから脱却すると思うのです。そういう
ことは、非常にいいのではないかなというふうに思います。最初の
質問でも言いましたけれども、エコクッキングをやるとか石けん工
房をやるとかいうことではなくて、それを利用してたくさんの人に
その施設に来てもらうことによって清掃センターというふうなイメ
ージが大きく変わっていくのではないかなというような感じがしま
す。ぜひとも積極的に進めていってほしいというふうに感じており
ます。
 それと、続きましてパソコンによる補修費用の事前把握、総合政
策部長の方から答弁がありまして、私はこれほど施設費用が膨らん
だ状態ですとやはり一つの課を設置して何人か専門でこの補修関係、
費用も含めてやった方がやはり効率がよいのではないかなというよ
うな感じがします。部長の答弁の中では、専門の方が、その管理し
ている人がいるので、十分という話ではないかもしれないですけれ
ども、現状のとおりというふうな答弁だったと思うのですけれども、
やはり費用的に言っても佐野市全体の補修費用というのはかなり膨
大だと思うのです。それをやはり各部署ではなくて、もちろん管理
する人はそこにいてもいいのですけれども、その人と連携をとりな
がら補修関係は一つの課で行う方がより効率的だというふうに思う
のですけれども、もう一度そういうことができないかどうかをお聞
かせ願いたいと思います。
 それと、続きまして側溝のふたについて、わかりました。一つち
ょっと再質問させていただきたいのですけれども、ちょっとわから
なかったことがありまして、後々業者ではなくヘドロとか泥の掃除
を市がやらなくてはならないというような答弁があったと思うので
す。その理由がちょっとよくわからなかったのですけれども……
          (何事か呼ぶ者あり)

○3番(大川圭吾) それはそれとして、ちょっとそこら辺がよく
わからなかったのですけれども、ちょっと説明して……
          (「後でおれに聞いてくれよ」と呼ぶ者あり)

○3番(大川圭吾) はい。
 それと、高齢者虐待の防止について、大体わかりました。一つ不
思議に思ったのは、平成17年が1件、18年が1件で非常に少ない
なというような感じがしました。先日私の知っている人がたまたま、
ひとり暮らしの女性だったのですけれども、そこで亡くなって、ず
っと1週間以上も電気がついていないので、おかしいなというふう
な近所の人からの通報で調べてみたら亡くなっていたということが
あったものですから、実際佐野市全体ではかなりのひとり暮らしの
方もいらっしゃいますし、そういうことも十分、もっと多いように
感じたのですけれども、年間で1件というのは非常に驚きでした。
これは、市役所が把握しているだけで実際はもっと多いのではない
かなという感じがします。答弁はいいですけれども、これは私の感
想です。
 それと次、市と自治会のあり方について、自治会の加入率が宇都
宮市は60%台と言っていますけれども、佐野市は90.9%で比較的
高いなというような感じがしました。どうしても自治会の方に聞き
ますとアパートの加入率が非常に低くて、いつ帰ってきているかわ
からないしというふうな悩みを言っていました。それと自治会にお
世話になっていないのだから払わないというような人がいるという
ようなことを聞きましたけれども、これは自治会の問題ですけれど
も、よろしくお願いいたします。
 そして、最後の新市庁舎に関する政策審議会の設置について、市
長から近いうちにというふうな答弁があったのと、現在の政策審議
会のメンバーは2年間の任期があるという話がありました。そうし
ますと現在の病院関係のメンバーがそのまま移行するのでしょうか。
          (何事か呼ぶ者あり)

○3番(大川圭吾) 違う。そうですか。

○議長(山越密雄) 静粛に。ご静粛にお願いします。発言中です
から。

○3番(大川圭吾) わかりました。早いうちにといいますと市長
の任期の問題もありますし、やはりある時期を決めてやらないとこ
の選挙戦のいろいろな争点になることも考えられますから、時期を
じっくり考える必要があると思います。
 それと市民にアンケートなどをとったらいかがでしょうか。また、
市長の市政懇談会、ちょっと今やっているかどうかわからないので
すけれども、市政懇談会を通して市民の方々にいろいろ聞いてみる
のもいいと思います。また、合併した市町村はどうしているのかも
調査が必要だというふうに思います。
 それと、ちょっと話は戻るのですけれども、市民会館の件で、前
回更地にする費用について5,500万円ぐらいかかるというふうな話
をお聞きしました。しかし、いや、実際はもっとかかるのではない
かなというようなことも聞いたことありますので、もし新しい見積
もり金額が出ているようでしたらお教え願えればと思います。そし
て、その市民会館の隣に元教育委員会の建物があります。私の友人
が結婚式なんかやって思い出のある建物なのですけれども、今使わ
れているかどうか。もし使われていないようでしたら、市民会館と
同じように取り壊しの必要性があるように思うのですけれども、そ
の建物についてどうなっているのかもあわせて、もしわかればで結
構ですけれども、教えていただきたいと思います。
 以上、再質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○議長(山越密雄) 当局の答弁を求めます。
 まず、市民生活部長。
          (市民生活部長 登壇)

○市民生活部長(飯田眞一) 大川議員の再質問にお答えをいたし
ます。
 今リサイクルの関係で2カ所ございます。これを効率よくという
ことでございますが、議員のお考えも十分わかるわけでございます
が、現在収集運搬の関係が旧田沼、旧葛生におきましては葛生清掃
センターへ、旧佐野市につきましてはみかもへということでござい
ます。こうした地理的条件を加味しながら実施しているわけでござ
いますので、現行で当分の間実施していきたいと考えております。
よろしくお願いをいたします。
 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(山越密雄) 次に、総合政策部長。
          (総合政策部長 登壇)

○総合政策部長(萩原進) 再質問にお答えいたします。
 施設の補修に関する専門部署を設けてはということの再質問がご
ざいました。先ほどもご答弁申し上げましたが、今の現状におきま
してはその施設の状況をよりよく把握できる立場にある各施設の管
理担当者が行うことが最も効率的だと思っております。しかし、今
現在は先ほどもご答弁申し上げましたが、財産管理課の方で財産台
帳にパソコンから入力をいたしまして一元管理をしております。そ
ういったところとの連携を図りながら、修繕の必要なものにつきま
しては、都市建設部の建築住宅課に専門知識を有する人がおります
ので、そういうところと相談を申し上げてやっていこうというふう
に思っておるところでございます。
 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(山越密雄) 次に、産業文化部長。
          (産業文化部長 登壇)

○産業文化部長(落合昭雄) 再質問にお答えをいたします。
 市民会館についての取り壊し費用の関係でございますが、改めて
その後正確に積算したことはございません。試算によりますと
5,000万円以上かかるものと思っております。それと、事務棟の方
の関係をという、現状でございますけれども、事務棟の方につきま
しては書庫、教育センター、自立支援教室、佐野縫製協同組合事務
所として現在利用されております。取り壊す場合につきましては、
ホールと一体として取り壊すことになるかと思っております。
 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(山越密雄) 次に、都市建設部長。
          (都市建設部長 登壇)

○都市建設部長(佐野博) 再質問にお答え申し上げますけれども、
側溝につきましては市道の一部でございますので、本来市が全部管
理しなければならないというふうになっておりますけれども、現在
簡易なところの側溝の清掃等は町会等にお願いしているところでご
ざいます。ただ、難しいところは市が専門の業者を入れて清掃をし
ているところでございます。と同時に、先ほどお話ししました将来、
今後というか、高齢者が多くなるような形になりますと、地域の皆
さんに協力をお願いしているわけですけれども、なかなか断られて
しまうことも、現実今もう出てきているのがありますので、そうい
うものを踏まえますと将来は、今後はそういうことを市でやってい
くのを、もちろん最初からやるわけなのですけれども、お願いして
いるのが市でやるようなことになっていくのではないかな、そうい
うことを検討していきたいということで考えております。
 以上でございます。

○議長(山越密雄) 以上で当局の答弁は終わりました。
 3番、大川圭吾議員。
          (3番 大川議員登壇)

○3番(大川圭吾) ご答弁ありがとうございました。新市庁舎の
件でちょっと市長に聞いたつもりだったのですけれども、改めて再
質問させていただきます。
 市長の1回目の答弁で、早い時期とはいいましてもいろいろ、例
えば市長の任期の件もあるわけです。そういうことを考慮しないと、
新たな市長選のさまざまな大きなことになることも考えられますの
で、やはり今から時期を区切っていつごろに結論を出すのだという
ことをはっきりしないとまた別の意味での問題が生じることが考え
られると思うのですけれども、いかがでしょうか。ちょっとその点
についてだけ、だから1年後でも2年後でもいいということではな
くて、ある時期がやっぱり必要だとは思うのです。そのことについ
てだけちょっと考えをお聞かせ願えればと思います。
 以上です。

○議長(山越密雄) 当局の答弁を求めます。
 市長。
          (市長 登壇)

○市長(岡部正英) 大川議員の再々質問にお答えいたします。
 大変市庁舎の問題は、これは重要な大きな課題でございます。政
策審議会に何が重要かということもまだ審議していませんので、今
後その点についてはいつということは私も断言できませんけれども、
やはり必要に応じてそれは早い時期と、こういうことでご理解をい
ただきたいと思います。

○議長(山越密雄) 以上で当局の答弁は終わりました。

                           以 上