上州の地酒特徴


良い酒は良い水から生まれると言われてますが,群馬の水は上毛三山 (赤城山,榛名山,妙義山)等を水源とし,清冽で豊な水量を誇っています。
水質は軟水が多くソフトな飲み口の酒が出来ているようです。
空気
日本酒は良い環境で醸(かも)す事が必要です。上信越の山々の雪雲の層を通り浄化された  群馬の澄んだ空気は,酒を造る微生物群を純粋に育ててくれます。
気温
良い酒造りの条件には,低温の環境が必要です。この低温で育成できる  優良な微生物群が酒造りに関係して,おいしい酒を作り出すのです。群馬の酒造期間の気温は低温で寒造りに最適です

酒造好適米「若水」

群馬県一帯は遠い昔「毛野国」(けのくに)と呼ばれ,その後「上毛野国」(かみつけのくに)から奈良時代には「上毛」 (じょうもう)と改名されてきました。この「毛」とは,一説に穀類(いね・麦等)ののげ(穂先)を 指すといわれており、稲作の盛んな土地柄であります。この群馬県で生産される「若水」は大粒品種であり酒造好適米特有の「心白」が多いのが特徴です。
「心白」とは,米粒の組織が荒くなり澱粉粒の中に空間が出来半透明となったので,麹菌の菌糸が入り込みやすく,良質の麹を作るのに適しております
群馬県産の「若水」は平成3年7月に関東地方で初めて酒造好適米と認定されました。
(若水は昭和47年愛知県総合農業試験場で開発)
群馬県酒造組合パンフレットより抜粋

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