2005/ 6/26
(土合 − 西黒沢登山口 - 谷川岳山頂 − オジカ沢の頭 - 万太郎山 -
エビス大黒避難小屋 - 仙ノ倉山 - 平標山 - 平標登山口 )
6月25日 天気予報は晴れ。パートナーの小池氏と谷川岳を歩く。今回は平標山までの縦走である。何年も
前から歩きたかったルートである。強行ではあるがとにかく出発した。
AM 2:45 土合駅に車をとめ出発。ヘッドランプの明かりをたよりに舗装されたR291を歩く。30分で登山口。
いよいよここから急登である。送電線の鉄塔で最初の休憩。AM 3:40分だった。
小休止のあと樹林帯の中の登山道をひたすら高度をかせぐ。巌剛新道との道が合わさる
ガレ沢のコルで小休止して谷川岳山頂に着く。 AM 7:10分であった。
AM 7:45 山頂を後にする。いよいよ縦走開始である。
肩の小屋を回りこんで草付きの斜面を下る。20分で中ゴー尾根の分岐に着く。
左に下ると谷川温泉に向かうコースである。ここから道は登りとなり40分ほどで
オジカ沢の頭に着く。ここで5分ほど休憩。水分を補給し出発。
すぐにオジカ沢ノ頭避難小屋があった。中はすのこが
しかれ4,5人は宿泊可能か?
梅雨の晴れ間の強い日差しの中順調に足を運ぶ。
行く手に大障子避難小屋とこれから登る万太郎山が
大きく見える。
AM 9:45 大障子避難小屋に着いた。ここは従走路中最も
大きな避難小屋である。水場は少し手前を10分ほど
下るとあるらしい。この避難小屋は10人位は泊まれる
だろうか?。・・・
15分程休憩。いよいよ万太郎山だ。小さなピークを越え20分程登ると大障子の頭
に着く。 一旦鞍部まで下り後はただひたすら一歩一歩足を運ぶ。
AM 11:20 万太郎山山頂。ここから吾策新道の道が分かれている。土樽へ下る道だ。
振り返れば谷川岳がはるかかなたに見える。よくここまできたものである。でもやっと半分弱である。
水分を補給し10分程で出発。道はゆっくりと下っている。これから向かう仙ノ倉山が正面迫ると道は
急になり右手に越路避難小屋がある。ここは3,4人が泊まれるだろうか。
この頃から仙ノ倉山方面の雲行きがあやしくなる。さらに下り毛渡乗越に着く。行く手にはエビス大黒
の頭、さらにその奥に仙ノ倉山が霧の中にかすんでいる。
気の遠くなるような高度差である。今にも雨が降り出しそうな
空模様。左手のほうからは雷鳴も聞こえてきた。
とにかく避難小屋まで行こうということで疲れた体に
ムチ打って歩き 14:10 やっとエビス大黒避難小屋
にたどりついた。
ここで休憩。ガスが風に流されこれ以上天候が悪化する気配はない。
一時はここで泊まろうとも考えたがとにかく出発する。
PM 14:35 避難小屋出発。一歩一歩山頂を目指し力弱く(?)歩く。
3歩進んで2歩下がる・・わけにはいかないので3歩すすんで休み、
また4歩進んで休む。
PM 15:10 仙ノ倉山山頂。ガスで視界はきかない。晴れていれば素晴らしい展望が待っているはずだったが・・・
写真だけ撮り平標山に向かう。ガスの中木製の階段を降り、また登る。
風の中に高山植物のお花畑が寒そうに続いている。
巻き路の分岐はまだかなと思っているうちに山頂についてしまった。 平標山頂はやはりガスの中であった。
PM 16:10 出発。ここからは下るだけである。 が とんでもない魔の下りであった。松手山を通るルートを下ったが
木製の階段がいたるところに設置されている。疲れた足にその衝撃が容赦なく伝わってくる。はるか
下にR17が見えるが無事にたどり着けるか という思いがうかんでくる。もう二度とこのルートは歩かない。
もういやだ、もうだめだと思いながらもやっと足を進め PM 18:40 登山口。
PM 18:50 平標登山口バス停。 あとはバスに乗るだけである。疲れた・・・
最後に・・・
今回は土合駅に車をおき出発。予定では 17:15頃のバスに乗り湯沢発 17:54 の水上行きの電車で
土合駅まで戻ろうと思ったが間に会わなかった。仮にこのバスに乗れても湯沢での乗換え時間が3分間。
バス代を払って駅を歩き切符を買って・・・3分では無理。そしてこの電車に遅れるともう水上まで行く電車
はない。
南越後観光バス 様・・・あと10分でいいですからバスの時間を早めてください。
JR東日本 様・・・・・・・・水上まで行く電車をもう1本追加してください。
結局我々は新幹線とタクシーを使って土合まで戻りました。