道徳「すてられた せんたくばさみ」 小1

せんたくばさみさん
 小学校の1年生は、人形劇が大好き。いつもの授業には、なかなか集中していられない子どもたちも、人形劇をみるときは、ちょっと違います。
 そこで私は、NHK人形劇「すてられた せんたくばさみ」をもとに、
[前半]・[後半]に分けて、人形劇のビデオ(計15分)を視聴させながら、「なかよし」をテーマに道徳の校内・研究授業をしてみました。
 そして、テレビに出てくるのとそっくりの「せんたくばさみさん」(?)を作り、授業の終わりに教室に登場させました。      
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緑のつる草

[前半のお話]→じゅんちゃんは、いじめられっこでした。
        両親は共働きでいつも一人ぼっち。
        じゅんちゃんは、せんたくばさみが大好きでした。
        箱にたくさんの せんたくばさみを入れていつも持ち歩きます。
じゅんちゃん→「せんたくばさみさん、ボク1人でもさびしくないよ。
         だって、せんたくばさみさんががいるんだもん。」
せんたくばさみ(かげの声)→「うれしいなあ。」
    〃   「ぼくたちがいるから、ひとりぼっちでも、さびしくないんだって。」
    〃   「じゅんちゃん、大好き。お友だちになりたいわ。」
    〃   「いじめられて、かわいそうだから、助けてあげようよ。」
    〃   「ダメだよ。ぼくたち、ただの せんたくばさみなんだから・・・」
なかよし
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 その日も近所のいじめっ子にいじめられ、泣きながら「せんたくばさみさ〜ん!」と、助けを求めるじゅんちゃん。
 その心が通じたのか、「もう、がまんならない!」と、せんたくばさみたちは、手足を生やし助けに来たではありませんか。不意打ちでいじめっこをハサミまくってじゅんちゃんを助けました。
 「せんたくばさみさん、ありがとう。」
 こうして、じゅんちゃんと、せんたくばさみたちは、友だちになりました。なかよしになりました。

(上下2枚の黒板掲示用の絵は、清水先生の作です。ありがとうございました。)

[後半のお話]→でも、困ったことが起きました。
        じゅんちゃんが、だんだん いばりんぼに なってしまったのです。
じゅんちゃん→「みんな、ちゃんと並べ。動いちゃダメだぞ。あっ、動くな。」
せんたくばさみ→「動いてないわ。」
じゅんちゃん→「いや、動いた。」
せんたくばさみ→「動いてないわ。」と体をゆらす。
じゅんちゃん→「ほら、動いた・・・。いいか、せんたくばさみ、これからは何でも、
         おれの言うとおりにするんだぞ。」
せんたくばさみ→「う、うん。」
じゅんちゃん→「うん、じゃない。はい、と言え。」
せんたくばさみ→「は、はい。」・・・
いばりんぼ
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 自分たちのせいで、じゅんちゃんが「いばりんぼ」になった?じゅんちゃんは大好きだけど一緒にいない方がいいのか?悩む せんたくばさみたち。
 議論の末、一緒にいない方が良いという結論に達しました・・・。

 そうとは知らず、家来のせんたくばさみを利用して、いじめっ子にふくしゅうしようとするじゅんちゃん。
 川原にいじめっ子を呼び出してせんたくばさみに「やっつけろ!」と命令。
 しかし、言うことを聞かない せんたくばさみたち。
 ボコボコにされるジュンちゃん。 
 せんたくばさみに「バカ!大きらいだ!」と暴言を吐いて川に投げ込んでしまいました。
 それでも冷静に事態を受けとめる せんたくばさみたち。
「これでいいんだ、おれたち、ただのせんたくばさみだからな・・・」
 川に投げ込まれても、じゅんンちゃんのことを親身に考える せんたくばさみたち
「じゅんちゃん、いい子になってね。 誰にも頼らない強い子になってね」・・・
 せんたくばさみたちは、川を流れていきます・・・。

緑のつる草

 「前半と後半で、じゅんちゃんや せんたくばさみたちとの関係がどう変わったか?」
 「みんなとなかよく、友だちでいるには、どうすればいいか?」
と、まとめをした後、みんなで「せんたくばさみさ〜ん」と呼びかけ、教室に登場させてみました。
ふたが開き せんたくばさみが現れ お話をします
自然にふたが開き、 せんたくばさみさんが現れ、 お話をします

 子どもたちは、その様子を目を丸くして見つめていました。
 せんたくばさみさんが、「さようなら、みんな なかよくしてね。」と言って箱に戻ろうとすると、10人ほどが、ドドドッと押し寄せて来たので、びっくりしました。どうして動いているのか、不思議だったんでしょうね♪


*「せんたくばさみ」の仕組み*

 左手で、ふたを開け、せんたくばさみの人形を持っています。(児童から、手は見えません)

 右手の中には、ボイスチェンジャー(ラジカセと接続)のマイクを持っています。

 ボイスチェンジャーで、「せんたくばさみ」らしい、かん高い声にし、ラジカセのミキシングでボリュームを大きくして、お話をしました。

 ボイスチェンジャーは、机の引き出しの中です。
 ちなみに、授業のはじめに、歌を歌ったときにテープをかけたので、ラジカセがあっても不自然ではありません。

 ※後年、気がついたのですが、ボイスチェンジャーやラジカセを使わなくても、「腹話術」を使えば、いいんですね。
     (「いっこく堂」さんほどの技は、難しいとしても)
ボイスチェンジャー
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ラジカセ
箱の中身
 箱の中を、上からのぞいてみましょう。
 底の、向かって左上の部分は空いていて(床が見えます)、ここから左手を箱の中に入れ、ふたや、せんたくばさみの操作をします。
 せんたくばさみは、このように横たわって、箱の中に収まっています。
 右下にある、ピンク色の鉄アレイは、おもりで、この箱が机から落ちないようにしています。
ふたの仕組み  左手で、ふたを開閉する仕組みです。

 の部分の金具を、左手でつかんで持ち上げると、自然にふたが開いたように見えます。
 ストッパーにもなっているので、ここで止まります。
 閉めるときは、の部分の金具を引っぱります。
センタばさみの人形  木と金具を組み合わせて、せんたくばさみの人形を作りました。色は、人形劇には出てきませんが、私の好みで、若草色です。

  の部分の引き金を引くと、せんたくばさみの口が開きます。引き金は、水糸での部分につながっています。
 また、の部分には、ばねがあるので、引き金を引く力をゆるめると、せんたくばさみの口が閉まります。

緑のつる草

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