べんてんぬま
弁天沼にかけられている看板です。
この弁天沼が環境保全地区であることを示しています。
私たちが見に行ったときは,沼と言うより,湿地といった感じでした
。
弁天沼はわずか2ヘクタールほどの小さな湿地です。カラカネイトトンボ,ハッチョウトンボをはじめ,40種類くらいのトンボが住んでいます。また,今では珍しくなってしまったタガメなどの水生昆虫も多く住んでいます。
ここはカキツバタが自然に生える場所(自然群落)で,この広さは県内でかなり広い方だということです。
昔はこうした湿地はめずらしくありませんでしたが,田畑をつくったり水路の整びでへってしまい,ずいぶんめずらしく大切なものとなっています。
むずかしいことば
ヘクタール広さを表す単位。1ヘクタールは一つ辺が100メートルほどの広さをあらわす。この弁天沼はおよそ2ヘクタールであるから,たてが100メートル横が200メートルくらいの長方形くらいの広さということになります。