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社団法人今市青年会議所

変革と責任の羽を備えて羽ばたく力を持とう! 新しいまちづくりのステージに向けて


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理事長所信

2011年度 社団法人今市青年会議所

第31代理事長 小栗 卓

変革と責任の羽を備えて、羽ばたく力を持とう! 新しいまちづくりのステージに向けて

【はじめに】

今の社会情勢を一言で言うならば、「混沌」という言葉が正に当てはまる時代なのではないでしょうか。政治への不信感、低迷を続ける経済状況をはじめ、環境問題、少子化など、先行きの見えない課題が私たちを覆っております。戦後の絶望的状況から一気に経済大国へと駆け上がった後、急転直下する現在において、私たちは社会の変化に対応できていないように感じます。他の国々に比べればまだまだ豊かな国であるとはいえ、「何とかなる」「何とかしてくれる」と理由もなく何かに頼っていたり、「自分さえ良ければよい」というような利己的な価値観が蔓延したりするようでは、現代社会は大きな危機的状況にあると言えます。

私たち青年会議所は、20~40歳までの会員で構成されております。成人をもって社会において責任を負える立場とするならば、その中で私たちは最も若い観念をもった集団であります。それゆえに、現在の社会に対して新しい観点を投じることが私たちの役目であると考えます。『新しい観点で社会を変革し、そこに責任を持ちながら次の世代を迎え入れること』これが私たち青年世代の使命なのではないでしょうか。 「こんな時代にまちづくりなどやっていられない。」という言葉を何度か耳にしました。しかしながら『こんな時代』を変えていくのは私たち自身です。『こんな時代』だからこそ、私たちが意識や活動をもう一段階上のステージに置いて、本気で取り組んでいかなければならないのです。

【ネクストステージへ ~組織の強さ~】

前述のとおり私たちに課せられた使命は多大なものです。その使命を少しでも多く全うするためにも、私たち自身の“強さ”が必要となります。 私たちの住む日光市には2つの青年会議所が存在します。私たち社団法人今市青年会議所と社団法人日光青年会議所です。明るい豊かなまちづくりを目的とし、活動内容も酷似する青年会議所として、2008年度から2つの青年会議所を統合する動きが活発化してまいりました。2009年度、2010年度と互いに議論し、活動を共有する中、地域により大きな成果を残すためには統合することが最善であるという結論に達し、現在、最終決議に至ろうとしているところであります。

これまでに時間をかけて議論し尽くしてきたとはいえ、別々の組織として活動してきた青年会議所同士が統合するためには、いくつかのハードルが現れてくるはずです。そのハードルをクリアにし、本年度中に統合することを目標に、社団法人日光青年会議所とともに歩んでいきたいと思います。

【ネクストステージへ ~個の強さ~】

さて、2つの青年会議所が統合されたからといって、それだけでは真の強さを持つことはできません。組織を形成するのは人であります。個人個人の能力と意識、行動力、人間力を高めなければ本来の強さを身につけることはできません。 特に現代は市民ニーズの多様化や情報化により、個人の意識は様々であります。「これが正解である」と言い難い状況がいくつもあります。そんな状況下においても、何が必要なのかを的確に判断し、自身の目的を明確に定め、それを仲間に、対象者にしっかりとわかりやすく伝える。そして確かな成果を残すといった能力が必要であると思います。 また、このことは青年経営者としても重要なことです。「会社は経営者の器以上のものにはならない」という言葉からもわかるように、自社の経営方針や経営戦略を最終的に判断するのは経営者であり、それを従業員や顧客に発信する源は経営者にあります。 今、時代はリーダーを求めています。『Jayceeは地域のリーダーとならなければ…』という言葉がおこがましいと思っているメンバーがいるのなら、自身の能力や意識をさらに磨き、常に行動を起こしていかなければなりません。リーダーであるかどうかは周囲の人の認識によるものであるのですから…。リーダーシップやコミュニケーション能力を鍛え、地域に、企業に還元することは、Jayceeとして最大の魅力の一つでありますが、本年度は市民力を上げるためにもその機会を地域の青年世代の方々と共有していきます。そのためにもまずは、私たちJayceeが積極的な姿勢を持って取り組まなければならないと思っております。

【子どもが光り輝くために】

地域の現状を考えると、最も大きな課題の一つに子どもたちを取り巻く環境の問題があります。幾千もの期待に満ちあふれた子どもたちの将来が簡単に閉ざされてしまった信じ難い事件が各地で頻発したことにより、子どもを守るためには常に大人の監視下に置かなければならない時代となってしまいました。子どもたちの成長には大人から教えられることもたくさんありますが、自らの体験から生まれるものほど大きな成長の糧はないと思います。

子どもたちは遊びの天才です。石ころ一個、棒きれ一本、紙切れ一枚などから、自分たちのルールを決めて独自のワールドを展開します。まさにそれは子どもたちだけで作り上げた小さな社会なのではないでしょうか。その小さな社会を創り上げていく過程において、自由な発想力であったり、創造力であったり、善悪の判断力、コミュニケーション能力というものが自然と身につけられてくるのだと思います。 しかしながら今の世の中では、それが困難になってきております。子どもだけで外で遊ぶことも少なく、山や川へ冒険に行くなどという機会もなくなり、新しい体験、新しい発見が奪われています。そのため、安全安心性を欠く昨今では、私たち地域に生きる大人たちがそういった場を作り出し、与えてあげることが必要なのではないでしょうか。

「子どもを守ろうとするがために、子どもの成長に必要なことを忘れてはいませんか?」昨年度、当青年会議所の活動指針の中から抜粋したものです。子どもは地域の宝ですので、『守る』ことは非常に重要なことです。しかし、ダイヤモンドも磨かれなければ、光り輝くことはできません。子どもたちが光り輝くために、私たち大人は、親は、子どもに対してどんな関わりをしていくべきなのかを考えなければなりません。

【まちを描こう!】

青年会議所は「明るい豊かなまち」を目指すまちづくり団体です。しかしながら、「明るい豊かなまち」について明確な共通認識はされていないのが現状です。 私たちは何かをするとき、最初に夢(目的)を描き、それに向かって目標を設定し、夢の実現に近づこうと努力します。まちづくりに関しても同じことです。「明るい豊かなまち」を描けなければ、私たちは何を政策に掲げ、どういった行動をしていけばよいのか迷走してしまいます。

この地域の魅力は何だろうか、市政はどういった方向に進んでいるのだろうか、市民は自分の住む地域をどう思っているのだろうかなど、いろいろな方と懇談を行いながら、自分たちが考える「明るい豊かなまち」を描いていきたいと思います。日光の社寺、鬼怒川温泉に代表される数々の観光資源や大自然を有しながら、一方では農林業や商工業が盛んな地域が点在するような、広大な日光市が私たちのまちです。まちを描くにはこの上ないほど大きなキャンパスです。まちを描く意識・意欲を各自が持ち、それを地域に伝播していかなければならない。まちを描くための素材をJCとして発信していかなければならないと思っています。

「画用紙の外側に、はみ出すくらい自由な夢を描いてみよう」

私の好きなAqua Timezの楽曲の一節です。青年として、若者として、既存の枠にとらわれずに自由な夢(まち)を描いていくこと、そこに責任を持って果敢にチャレンジしていくことが「明るい豊かなまち」の実現に一歩近づくものと信じております。

【結びに】

「北京の蝶々」。私の敬愛する北川正恭氏が推進している言葉ですが、北京で美しい蝶々が羽ばたくと、その美しさに魅せられて次々と他の蝶々が羽ばたき、やがてはニューヨークでハリケーンをも引き起こすという例え話であります。JC運動もまさに「北京の蝶々」であると思います。かく言う私も先輩方の羽ばたきに魅せられた一人です。入会から100名以上の今市JCメンバー、その他、JC活動を通して栃木ブロック協議会をはじめとする日本JCのメンバー、他の市民団体の方々などを含めると数え切れないほどの方々と関わらせていただきました。その中で様々な方々に磨かれ、様々な気づきを得、私は自身の考えや行動に大きな影響を受けてきました。

当青年会議所の運動が社会に対して大きなうねりを巻き起こすには未だ力不足かもしれませんが、周囲の人や環境に少しずつ影響を与えていることは間違いありません。様々な方々に出会い、いろいろな経験を積むことで人は美しく羽ばたく力を持つことができます。今市JCには素晴らしい仲間たちがいます。特に団結力、連帯感はどこにも負けないものと思います。個々が羽ばたく力を持ち、一丸となって活動すれば、地域に対して、人に対して大きな風を巻き起こせると信じております。

私たち青年は、『変革』という羽を持っています。しかし、もう片方にそれに見合うだけの『責任』という羽を兼ね備えなければ美しく羽ばたくことはできません。個人として、集団として羽ばたく力を持ち、地域に変革の風を起こしていきましょう。

2011年度 社団法人今市青年会議所 基本計画

【スローガン】

変革と責任の羽を備えて、羽ばたく力を持とう! 新たなまちづくりのステージに向けて

【基本理念】
【基本方針】

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