参考資料4]小惑星(7752) Otauchunokaiの軌道と観測条件などについて

小惑星(7752)Otauchunokai(太田宇宙の会)の最新の軌道要素を示す。これはアリゾナ大学ローエル天文台のBowell氏の計算によるものでMPC32041に発表されたものです。

(7752) 1988 US

元期(Epoch)

2001年4月1.0日(TT)

JDT 2452000.5

 

平均近点角(M)

241.80781°

基準分点

J2000.0

平均運動(n)

0.28265956

近日点離隔(ω)

76.84838°

軌道半長径(a)

2.2994657AU

昇交点黄経(Ω)

280.58022°

離心率(e)

0.1524067

軌道傾斜角(ι)

3.79580°

公転周期(P)

3.49年

標準等級

13.2等

[表1:軌道要素]

この軌道は1950年から2000年までの8回の観測期に49個の観測から求められた軌道である。現時点での最も新しい観測は2000年5月4日である。軌道の誤差は位置観測の平均残差で0.65″である。[図1]のように火星と木星の間を3.49年の周期でまわる軌道です。1月9日の惑星と(7752)の軌道上の位置を示します。

[図1:(7752)の軌道]

 

 

天空上の現在の位置はてんびん座の中であり、ゆっくりと南東に向かって移動しています。明るさは18.5等級であり、大望遠鏡でも目で捕らえることは不可能にちかいと思われます。

[図2:小惑星(7752)2000年1月10日現在の位置]

過去の小惑星の統計から割り出される大きさは直径換算で7kmから15kmになります。

2003年はじめと2005年夏に観測条件がよくなりますが、このときでも明るさは15等星と予想されます。


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