2002年春。群馬県立前橋高等学校---マエタカ---野球部が、24年ぶりにセンバツ出場、決定。
同部の現在の監督・松本と部長・岩井はともに同校OBで、昭和53年度卒業の同期生。

松本といえば24年前に同じ甲子園センバツで史上初の完全試合を達成した同校野球部の
「完全試合投手」でもあった男。
岩井といえば昔も今も変わらない、飄々とした、笑顔の、坊主頭の、名物男。

センバツを直前に控えた3月2日。母校の野球部のセンバツ出場を記念して、
昭和53年度卒業のマエタカ同期生たちが、当時の担任の先生もまじえ、この松本・岩井を激励すべく
壮行会を緊急開催しました。
電話連絡だけの緊急開催だったにもかかわらず、400人の同期生の中から100人強が集結!

盛り上がったなぁ。。。!

その壮行会の席上で、同期生のひとりとして歌わせてもらった歌がこの歌です。
後輩たちと、同級生ふたりの、来たるセンバツでの活躍を応援すべく、とりあえず歌詞をここに緊急掲載します。

フレー! フレー! マ・エ・バ・シ! ソレーーーーー!

                           2002.3.3 Garnet カトーカズヒロ



同じ時代を---マエタカ野球部2002年選抜出場に寄せて---
作詞/作曲・加藤和広(2002.2.28作)



同じ時代を生きていた 同じ空気を吸っていた
同じ風に吹かれていた 同じ水を飲んでいた
    「天川原」の青空の下に おれたちの校舎があった
    小難しい教科書と セメント色の壁
    あの頃 それでも 楽しかった

      勉強もした 運動もした 仲間たちの活躍の応援もした
      「定期戦」もあった 「蛟龍祭」もあった
      傘さし自転車の校長先生もいた

同じ時代を生きていた 同じ空気を吸っていた
同じ風に吹かれていた 同じ水を飲んでいた
    あの春 おれたちの野球部が 甲子園で とてつもない ことをした
    完璧な試合 最後のピッチャーゴロ
    応援してただけなのに おれたちみんな 手に汗 握ってた

      傘さし自転車の校長先生は 「黄金の年」だなんて 手放しでよろこんでたよな
      いまだにおれたちみんな プロフィールをしゃべるとき
      あの試合の話には ずいぶん 助けられてるよなぁ

同じ時代を生きていた 同じ空気を吸っていた
同じ風に吹かれていた 同じ水を飲んでいた
    そしてこの春 おれたちの後輩たちが ふたたび甲子園に行くという
    しかも監督はあの試合のピッチャーだったヤツで
    さらには部長までおれたちの同級生
     
      また応援しなくちゃな また応援できるんだな
      24年前とおんなじ あの熱さをかみしめよう
      また何かが起こるかな でも起こらなくてもいいよな
      おれたち 同じ空を見上げて 同じ歌を歌おうな

「同じ時代を生きている」「同じ空気を吸っている」
「同じ風に吹かれている」「同じ酒を飲んでいる」
同じ時代を生きていた 同じ空気を吸っていた
同じ風に吹かれていた 同じ水を飲んでいた

同じ時代を生きていた




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