【シャフルボード】
●概要
シャッフルボードは、コートの反対側にある得点圏(ダイアグラム)に向かって、円盤(ディスク)をキューと呼ばれるスティックで押し進め、得点を競うゲームである。一種の陣取りゲームで、一度得点エリアにディスクが入っても、相手のディスクに押し出されると0点になってしまい、微妙な駆け引きや戦術がある知的ゲームである。
力は必要としないので、子供から高齢者まで、誰にでも手軽に楽しめるスポーツである。
●用具
ディスク:合成樹脂製の円盤。黄色と黒色の2色で、各4枚、計8枚を使用する。
キュー:グラスファイバー製のスティックで、先端は二股になっている。
●コート
公式試合は、公認専用コートで行われる。室内では、便宜的にカーペットコートで行われる。
●人数、ゲームの種類
2人から4人が正式なゲーム人数。人数が多いときは、4人対4人の簡易ゲームもできる。
シングルス:1対1
ダブルス:2対2
ラウンドロビン:1対1対1
●ゲーム
(1)ゲームの進め方
1.イエローディスクはコート(セパレーショントライアングル)の右側、ブラックディスクは左側に置く。
2.ジャンケンかトスで先攻を決める。先攻の人はイエローディスク、後攻はブラックディスクが自分のディスクとなる。
3.先攻からまず1枚のディスクをシュートし、次は後攻が自分のディスクをシュートする。
これを交互に繰り返し、8枚のディスクがシュートされて、1フレームが終わる。
4.各プレーヤーの得点の合計をスコアボードに記入する。
5.第2フレームは、反対側のコートへ移動し、今度は右側にブラックディスクを、左側にイエローディスクを置き、
第1フレームで後攻だったプレーヤーが、右側のブラックディスクの第1投から始める。
(2)デッドディスク
ファール・ゾーンの中で止まったディスクは、デッドディスクとなり、直ちにコート上から取り除く。
1.デッドラインに到達しなかったディスク。
2.ベースラインよりも、後ろのディスク。
3.コートとガターに斜めに止まったディスク。
4.ガターに落ちたディスク。
(3)得点
1.スコアリング・ダイアグラムに入っているディスクだけが得点となる。この場合、少しでもラインに触れていると、得点とみなされない。
2.キッチン(10-OFF)に入っているディスクはマイナス10点となる。セパレーショントライアングルは、線ではないのでディスクが触れていてもマイナス10点となる。
(7点-10点=-3点)
●勝敗
フレーム制とポイント制の2つの方法がある。
フレーム制:8回、12回、16回のいずれかのフレーム数を定めて、それぞれの終了時の合計得点を競う。
ポイント制:50点、75点、100点のいずれかの点を定めて、先取した方が勝ちとなる
●投げ方
1.右手をのばし両肩とキューが直角になるようにセットする。
2.右足を小さく踏み出した後
3.左足を大きく踏み出しながらディスクを押し出す。
4.ディスクは、押し出される瞬間まで、キューヘッドに接触していなければならない。