試合のイメージ図【スポーツチャンバラ】

                             

 

 

●概要

スポーツチャンバラは空気を入れたゴムチューブを使ったソフトな得物を持ち、頭に面をつけ、相手の体のどこを打っても一本というチャンバラごっこを簡単なルールでスポーツにしたものとして、1971年に日本で誕生しました。

 現在27ヶ国25万人以上の競技人口があり、日本の他海外でも多くの大会が開かれ、順調に普及が進んでいます。車椅子や障害者の方も多く取り組んでおり、誰にでも取り組みやすいスポーツと言えます。

試合のイメージ図

●スポーツチャンバラってどうやるの? 

 

試合は67mの長方形の試合コートで行ないます。

審判は3人いて原則3人の多数決で行ないます。

短剣、長剣、槍などの得物があり、二刀流など様々な使い方がありますが、競技で行なう場合は同じカテゴリーに出場する選手は同じ得物(用具)を使用します。

 力の差がある大人と子供が戦う場合などは12で戦ったり、得物の長さを変えたりすることによってその差を克服して戦うことができます。

 

●試合の進め方

 

1.3分間1本勝負(または3本勝負)で延長は2分間とします。

 

2.相打ちは両者負けとなりますが、3本勝負の場合は双方が1本を取ったこととして1本勝負として試合を行います。

 

. 得物によりカテゴリーが分かれており、8つのカテゴリーに分かれて試合をします。

 

. 得物を持っていない手で受けることを「かばい手」といい、一度のみ許されます。

「かばい手」を審判から警告されると、警告を受けた選手は腰の辺りにその手を固定して試合を続行します。

二度目は使えないため、使った場合は1本とみなされます。

 

. 「長剣両手」は、打突は全て両手把持として、片手打突は反則とします。

 

. グラウンドチャンピオンを決定する試合では、各カテゴリーの勝利者によるトーナメント1本勝負とし、

その際の得物は公平をきすため、長剣(フリー)で実施します。

 

 

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用具

 

 …スポーツチャンバラ専用の面で強化プラスティック製です。

 

得物 …空気入りのチューブ製で、短刀、長剣、槍など様々な種類があります。

 

-短刀-( 45cm

短刀は使用されることがあまり多くない剣である。リーチが短いことと、稽古をする場があまりないため使う人は少ない。全国で行われる大会で競技として成り立つことが少ないのも、理由の一つと言える。実力に差が有る場合にハンデとして使用されることもある。唯一、蹴りの使用が認められている。(牽制に使うためであり、蹴りでは勝負は決まらない)

 

-小太刀-(60cm

習い始めたらまず手にする剣である。軽くて扱いやすく、素早く攻防の切替えができる。戦い方は隙を突き攻撃するか、カウンターを取るのが主である。異種等で戦う時、リーチの差で苦戦をするので、基本的には小太刀同士の対戦が主である。少し昔は太いタイプの剣だったが、今では少し細身の剣に変わっている。

 

-長剣(刀)-(100cm

小太刀と同様に、習い始めて間もなく手にする剣である。リーチが長いため遠間からの攻撃ができる。その反面、大振りになってしまいがちで、相手に攻撃を察知されやすく、慣れるまでは、いささか扱いにくいと感じるところもある。これも、小太刀と同様に、今では細身の剣に変わっている。

 

-杖-(140cm

短刀同様使い手はすくない。両端に40cmずつ刃がついており、多方向からの攻撃が可能。しかし、扱いが難しい上に柄の部分が当たって怪我をすることもある。※ちなみに、柄の部分が当たると反則負けである。

 

-棒-(210cm

210cm と非常に長く、扱いにくさもあるがマニアにはたまらない逸品。二刀よりも回転力が鈍く、槍よりもリーチが短いので、俄仕込みの棒使いではなかなかいい成績は収め難いのが現状。しかし、上手に扱うことができれば、攻防一体で強い得物であると言える。※棒も杖同様、柄が当たれば反則負けである。槍・薙刀相手には少々あつかいにくい。

 

-槍(薙刀)-190cm

最もリーチの長い得物で、精度抜群の突きは人間の反応速度を超える。しかも、重いという部分を考慮すれば誰にでも扱え、ある程度戦える得物である。しかし、敵に迫られると戦いにくい反面がある。

スポーツチャンバラ道具