【ソフトバレーボール】

                        

 

ソフトバレーボール01

●概要

ソフトバレーボールは、ソフト化したボールを6人制、9人制バレーボールのルールに準じてネット越しに打ち合うゲームである。

ボールは軽く、柔らかいので、球技に不慣れな人でも、恐怖心を抱かず気軽に参加でき、ボールのスピードが比較的遅いため、ラリーが続きやすく、適度な運動量を得る事が出来る。「全国スポーツ・レクリエーション祭」(文部省主催)で正式種目として採用され、全国大会も開催されている。

 

 

 

●用具

ボール:ゴム製、重さ約210g、円周約78cm。

(但し、ミニソフトバレーボールは重さ約150g、円周約64cmとする)

ネット:バドミントンのポールに専用の補助金具を取り付けて、高さ2m(ミニバレーは1.8m)に設定する。また、ネット上端から1mのアンテナが出るようにする。

 

 

●コート

体育館、グラウンドなどで行い、バドミントンのダブルスコートの外周を使用する。

 

 

ソフトバレーボール02

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●ゲーム

 

(1)ゲームの進め方

 

1. 各チームは、ボールを自分達のコートに落とさないように、ネットを越してお互いに打ち合う。

2. 3セットマッチ(2セット先取)制。各セットは15点のラリーポイント制とし、デュース(14-14)の場合は2点差がつくまで行う。但し17点を上限とし、17点を先取したチームを勝者とする。

3. コートはセットごとに交代するが、第3セットは、いずれかのチームが8点先取した時に交代する。

 

(2)サービス

 

1. サービス回数は1回とし、サーバーはコート右側のエンドライン後方から、アンダーハンド(腰より下から)で打たなければならない。

2. サービスの際、サーバーの足が自陣コートのラインに触れたり、コートに踏み込んではならない。(但し、ミニバレーの場合は、コート内のサービスゾーンからサービスを行う)

3. サービスは相手チームに権利が移行するまで、決まった1人が打たなければならない。

 

(3)プレイヤーの位置とローテーション

 

1. サービスが打たれる時には、各チームはサーバーを除いて2人ずつ2列に並んで各自のコート内に位置しなければならない。

2. サービス権を得たチームは、右回りにプレイヤーの位置を1つずつ移動し(ローテーション)、バックラインに位置したプレイヤーがサービスを打つ。

3. プレイヤーは、サービス後どのように移動しても良く、ポジションによるプレーの制限はない。

 

(4)タイムアウト及びプレイヤーの交代

 

1. 各チームは1セットにつき2回のタイムアウトを取る事ができる。但し、1回につき30秒を限度とする。

2. プレイヤーの交代は、1セットにつき4回以内とする。

 

(5)プレー上の動作

 

1.アタック:どのプレイヤーが行っても良い。但し、アタックする際には、ボールの一部又は全部が、自陣コート上になければならない。

2.ブロック:サービスされたボール以外は、ブロックできる。

3.同時の接触:同一チームのプレイヤーが、同時にボールに触れた時は、1回と見なす。その場合、続けてボールに触れても良い。

 

(6)反則 (以下の場合は反則となり、相手チームに1点が与えられる。)

 

1.オーバータイムス・・・ボールへの接触回数が、ブロックを除き3回を越えた時。

2.ホールディング・・・ボールに接触中、明らかにボールが止まった時。

3.オーバーネット・・・相手側コート上のボールに触れた時。

4.タッチネット・・・インプレー中にネットに触れた時。(相手の打球によってネットが膨らんだ場合を除く)

5.ドリブル・・・同一プレイヤーが、2回続けてボールに触れた時。

6.フットフォルト・・・サービス時に、エンドラインに足が触れたり、自陣コートに踏み込んだ時。

7.フットボール・・・ウエストより下の部分にボールが触れた時。

8.パッシング・・・ ザ・センターラインセンターラインを完全に踏み越した時。

9.インターフェア・・・ネットの下から相手のプレーを妨害した時。

10.アウトオブポジション・・・サービス時、それぞれのプレイヤーが正規の位置にいなかった時。

11.サービスフォルト・・・サービスがネットに触れるか、相手コート外に落ちた時。