【インディアカ】
●概要
インディアカは、ネットをはさんで、両者(両チーム)がラリーを楽しむゲームである。
6人制バレーボールのルールに準じてインディアカを素手で打ち合うので、技術の習得も簡単であり、体育館やグラウンドなどで比較的手軽にできるので、多くの人々に親しまれている。
●用具
ボール:インディアカと呼ばれる羽根付きの平らなボール。
支柱:バドミントン用支柱に差し込む補助具または、バレーボールの支柱。
ネット:バドミントン用のもの、またはバレーボール用のものを使用。
その他:審判台、得点板、小旗(線審用)など。
●コート
バドミントンコートまたはバレーボールコート、ネットの高さは、男子および混合は2m、女子は1.85mであるが、参加者に合ったコートやネットの高さでかまわない。
●人数、ゲームの種類
正式には1チーム4人(交代者は3人以内)であるが、
シングルス(1対1)、ダブルス(2対2)、3対3、5対5、6対6のゲームもできる。
●ゲーム
(1)ゲームの進め方及びルール
1.試合開始前に両チームの主将がジャンケンをし、勝った方がサービス権またはコートのどちらかを選択する。
2.サービス権を得たチームの後列右の競技者が味方コートの右半分エンドラインからサービスを行う。
3.サービスはアンダーハンドで行い、1回のみとし、失敗するとサイドアウト(サービス権の移動)になる。
4.サービスがネットに触れて相手コートに入ったときはレットとなり、もう一度やり直す。
5.サービス権をもっていないと得点できない。
6.シングルス(1対1)を除いて、サービス権を獲得したチームは、
右まわり(時計の針と同じ方向)にローテーションをし、後列右になった競技者がサービスを行う。
7.シングルス(1対1)、ダブルス(2対2)以外は、
3回以内(ネットにインディアカが触れた場合はもう1回)で相手コートに打ち返す。
8.ゲーム中は、ブロック時の両手を除き、全て片手で行う。
平手、手の甲、握りこぶしなどのいずれの方法でも良く、ジャンプして打っても良い。
9.各セットごとチェンジコートを行う。最終セットは、いずれかのチームが8点先取したときに行う。
10.セット以降の最初のサービスは前セットで最初のサービスをしなかったチームが行う。
(2)反則
次の場合は反則となり、相手にサービス権または得点が与えられる。
1.オーバータイムス:3回以内で相手コートに返せない。
2.タッチネット:競技者がネットに触れる。
3.ドリブル:同一競技者が続けて2回インディアカに触れる。
ただし、インディアカがネットに触れた場合は、もう1回続けて触れることができる。
4.ホールディング:インディアカが競技者の手あるいは腕などに静止する。
5.オーバーネット:競技者がネットを越えてプレーする。
6.アンタッチ:インディアカにひじから先の部分以外の身体が触れる。
(3)勝敗
1.1セット15点先取とし、両チームが14点になったときは、デュースとなり、
そのあと2点を勝ち越したチームが、そのセットの勝者となる。
2.正式には3セットマッチ制で、先に2セット先取したチームがそのゲームの勝者となる。
(1セットマッチ制、5セットマッチ制でもかまわない)