日光市のA邸は、地場産材をふんだんに使用。天井に厚さ2センチのヒノキ板が走るリビング、厚さ1.5センチの日光杉の引き戸と京壁仕上げの和室、木目の美しい腰板が張られた廊下、落ちついた木質の玄関ホールと木材を育んだ森林が呼吸しているかのような香りに包まれている。
また、外断熱二重通気工法の特徴をさらに生かすため、寒さが厳しい土地柄を考慮して家全体の窓に樹脂サッシを備えて結露を防止。24時間換気システムで1年中温度差の少ない居住空間を保って快適性を維持しているA邸の妻面には、同工法の特徴を表す開閉ダンパー(換気口)が見える。 |