今見える彗星

 現在、見える彗星は、てんびん座にあるルーリン彗星と暗くなりつつありますが、おうし座にある短周期彗星の串田彗星とぎょしゃ座にあるC/2006OF2 ブロートン彗星などたくさんあります。また、ふたご座にあるシュワスマン・ワハマン第一彗星も増光中で、見えています。但し、ルーリン彗星以外は、光度が10等以下ですから、観望には適さないと思います。
 ルーリン彗星は、2月24日に地球に最接近します。距離は、約6,000万kmまで近づき、明るさが4等級になると予想されています。但し、現時点では予想光度より1等級余り暗く観測されています。。

ルーリン彗星
 600m/m ニッコールレンズF4 絞りf8で撮影
 12月23日 露出30秒


12月24日


12月26日


12月31日


1月1日


1月3日


1月7日


1月6日


1月11日


1月13日


1月15日


1月16日


1月17日


1月20日


1月25日


2月1日


2月2日


2月4日


2月6日


2月6日


現在の位置
 ルーリン彗星の位置
 ルーリン彗星は、黄道(太陽の通り道)に沿って移動しているため、おとめ座のスピカ、土星、しし座のレグルス、かに座のプレセペ星団に接近します。但し、地球に接近しているため、接近する日がピンポイントで2日以上日がずれると、それぞれの天体から離れてしまいます。