冬・新年 2017~2018

梧桐の落葉鋼の音をたて 千 葉 小林 共代
掃き終へし後の落葉の美しきこと 南 丹 南奉 栄蓮
拈華微笑迦葉に障子明りかな  京 都 橋添やよひ
赤と黄に勝る色かな白侘助 桐 生 谷川  巌
内露地に草履踏み入る霜柱 桐 生 大澤 米子
あめ色に大根煮えて自適なり  足 利 菊地 緋紗
掃納めふと口ずさむわらべ歌  桐 生 梅澤 節子 
護摩壇に往く年あかり燃えさかる  八王寺 菅野 和子
去年今年汽笛の交ふる港町 上 尾 根岸 善行
富士天に海より開く初御空  藤 枝 間島あきら
歓びの年になるらむ初御空 桐 生 東都奈緒美
真つさらな祷りのこころ大初日  前 橋 原田 要三
生かされて生きて今在り大旦 岡 山 髙村 令子
初富士や二階の窓を開け放つ 川 崎 遠藤逍遥子
小白鳥来てゐる海が恵方かな  舞 鶴 岩木   茂
老松のすつくと一枝恵方さす  川 崎 門伝 史会
目に見えぬ神に向かひて初詣  南 丹 磯部政一郎
夢になほ昭和のくらし松の内   桐 生 橋本千代子
双親を囲み八人初写真  桐 生 佐々  完
父母と生きし月日や火恋し  舞 鶴 浜  福恵
雪明り枯山水の動かざる 太 田 茂木 秀信
堂塔に翳りの早し寒牡丹  桐 生 多胡  操
御朱印に若年並ぶ寒最中 桐 生 鈴木 石花