2019) 崇禅寺投句箱

薫風や顔逞しく修行終ふ 南  丹 南奉 栄蓮
末の娘に背丈越されし子供の日 桐  生 東都奈緒美
五月晴惜しまれて退く御代替はり 大 間 々 富田 正孝
新緑の山寺見てる鴉かな 加  須 川村なお子
里山や青葉の色の溢れをり 比  企 渡邊 俊一
一病を息災にかへ額の花 京  都 橋添やよひ
百余年歴史を踏みて木下闇 千  葉 小林 共代
帰り着く家のありけり梅雨灯し 桐  生 多胡  操
雲厚く重なり合ふや花柘榴 桐  生 橋本千代子
杖を突き歩く幸せ白き靴 桐  生 梅澤 節子
大雨の来ぬ間打揚げ花火急く 八 王 子 菅野 和子
老鶯や御朱印受けの遠ナンバー 桐  生 谷川  巌
羅の加はる琵琶湖周航歌 川  崎 遠藤逍遥子
葭簀ごし細き日とどく庭の苔 桐  生 大澤 米子
先づ隈笹分け山頂へ汗拭ふ 桐  生 佐々  完
足早に投句箱開く雲の峰 桐  生 鈴木 石花