崇禅寺 投句集 2017)

野火猛る煙は人を呑み込んで 京  都  橋添 やよひ
パレットに早春の色並べをり 横  浜 中村  洋子
紅梅を過ぎ白梅に野点傘 桐  生 鈴木  石花
紅梅の咲いてこぼれて盛りかな 桐  生 橋本 千代子
夕方に値札の変る苗木市 川  崎 遠藤 逍遥子 
園児等の蜆放流ひとつづつ 南  丹 南奉  栄蓮
下校児の声の明るき花菜風 千  葉 小林  共代
華やぎて雛の瞳の澄みてをり 桐  生 梅澤  節子
初燕団地の空を見聞し 太  田 茂木  秀信
亡き人と再会はたす春の夢 桐  生 多胡   操
四阿に野点順待つ花の寺 桐  生 東都 奈緒美
齢五十の同窓集ふ花の宴 桐  生 佐々   完
黄昏て桜並木の淡白し 八王寺 菅野  和子
山寺や茶会の径山躑躅 桐  生 大澤  米子
赤松の太き切株春愁ふ 桐  生 谷川   巌