崇禅寺 投句集 2020)

立春の日日好日や経を読む 太 田  茂木 秀信
楽茶碗遺品となるや冴え返る 京 都 橋添やよひ
雨催ふ風の鳴る丘花含む 南 丹 祖山 正子
鳥語降る枝垂れ桜の揺れ止まぬ 伊勢崎 長沼新治郎
風止みて枝垂れ桜の夕日かな 伊勢崎 長沼恵美子 
山寺に凛と花咲く夜の枝垂れ 南 丹 南奉 栄蓮
外出無く束の間に過ぐ花盛り 桐 生 谷川   巌
東京に足止めの吾子花の雲 桐 生 東都奈緒美
本堂を拝し阿弥陀堂うららけし 藤 岡 園田
句碑寺にいのち引き継ぐ蝌蚪の紐 桐 生 鈴木 石花
春なれや外出自粛の街静か 八王子 菅野 和子
風光る瘤の豊かな大銀杏 千 葉 小林 共代
春の雲裾引く赤城男体山 桐 生 多胡   操
フルートの澄める調べや春の宵 桐 生 梅澤 節子
青落葉花粉を纏う地蔵尊 桐 生 大澤 米子
禍を福へと思考糵ゆる 桐 生 佐々  完