崇禅寺 投句集 2018)

幹に耳当てて春立つ声を聴く 川  崎  遠藤逍遥子
立春大吉歩幅大きく歩きけり 横  浜 中村  洋子
春一番格子戸叩くなはのれん 桐  生 梅澤  節子
涅槃西風寺に住み着く迷ひ猫 千  葉 小林 共代
涅槃西風寺門に続く階の急 桐  生 多胡  操 
叩かれて炎の猛りゆく野焼きかな 京  都 橋添やよひ
春の月触れて梢の震へけり 上  尾 根岸 善行
春雲の帽子かぶりて富士の山 南  丹 南奉 栄蓮
今生の夢は果てなし風光る 岩  手 寺田 春樹
仏足石に溜まりし水の温みけり 桐  生 佐々  完
癒ゆるとは鳥になること花の丘 富  岡 高橋 洋一
御朱印に坂登り来し花の寺 桐  生 東都奈緒美
鐘楼に並びて高き花枝垂る 桐  生 鈴木 石花
舞ひ散りて隙なき花の路白し 八王寺 菅野 和子
竹林に春の筍先づひとつ 桐  生 谷川   巌