崇禅寺 投句集 2019)

揚げ雲雀地軸の傾ぎなど知らずく 京 都  橋添やよひ
涅槃会や雛僧の声堂もるる 桐 生 多胡  操
源流の山空に入る柳の芽 上 尾 根岸 善行
縁側に干さる大釜椿東風 千  葉 小林 共代
囀りに囀り来るや朝の禅 太 田 茂木 秀信 
づけ寿司にあした葉づくし山笑ふ 南 丹 南奉 栄蓮
蹲踞まで香りの届く枝垂れ梅 桐 生 鈴木 石花
新元号祝ふがごとし桜咲く 八王子 菅野 和子
ライトアップ枝垂桜の闇に浮く 桐 生 梅澤 節子
藤の花風穏やかに山揺らす 桐 生 小池 和利
みほとけにうぐひすないてとどくかな 加 須 川村なお子
志望校に入学の娘と御礼絵馬 桐  生 東都奈緒美
隈笹の若芽に宿る光かな 渋 川
小川 一祥
訪ね来し隈笹の海崇禅寺 渋 川 小川 洋美
投句箱ある萬松山緑立つ 桐 生 谷川   巌
大木の切株に春惜しみけり 桐 生 佐々  完
卒寿祝の蘭に水やる夏隣 川 崎 遠藤逍遥子