京都 西陣 伝統の町家に新しい風
京都西陣・西陣という地名は正式にはなく、堀川通りと千本通りに挟まれたエリア辺りを言います。
古くからの機織りの街、織屋建ちの町家が続きます。桐生のような鋸屋根の工場はなぜかありません。
伝統の街にも新しい表情が見られます。町家をミュージアムに変えたり、アーティストが移り住んだり、
桐生にも似た新しい風が吹いています。
堀川通り沿いにある「西陣織会館」中では着物ショーが開かれ、来館者は大喜び。二階は西陣織の展示販売場でした。 堀川今出川には、銘菓柚餅で知られる「鶴屋吉信」本店があります。二階の休み処で抹茶と和菓子を楽しみ、表に出ると、ショーウィンドゥには、雰囲気溢れるディスプレーがありました。
西陣の中心智恵光院通りからさらに西の路地に入ると、
町家をリニューアルした「織成館」があります。
内部は西陣織を中心に全国各地の手織物を展示。
手織り体験工房もあり、現在も西陣織の織元です。
西陣の通りには手作りのマップ。使われなくなった工場に出入りする若者たちの姿が目立ちます。コンサートやアートの展示など町家を活用した新しい風が吹いています。桐生の文化市にも共通するような動きです。 京の町家、間口の雰囲気といい奥行きの深さといい、桐生の本町1、2丁目彷彿させます。

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