冷凍睡眠

 コールド・スリープなどと表記される事もあるSF映画、アニメでおなじみの技術。恒星間航行で数ヶ月〜数十年眠ったまま過ごすという納得の行くシーンであり、各国のSF作品に使われている。
 では実際には可能なのだろうか?カエルなどの一部の動物は確かに「冬眠」をしているし、もっと大型の哺乳類の熊も「冬ごもり」で数ヶ月を過ごしている。最近の研究ではある種の酵素が代謝機能をコントロールしており、冬の間は代謝レベルを落としているらしい。ゲノム解析で人間にもこの機能が見つかれば将来的に自然な形で「冬眠」が出来るかもしれない。また栄養補給は「食いだめ」ではなく点滴などの方法で行う事も考えられる。数ヶ月から十数ヶ月の冷凍睡眠ができれば、

冷凍睡眠−体力回復トレーニング−冷凍睡眠

の繰り返しで数年がかりの有人外惑星探検も可能であろう。


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