マジック好プレー、珍プレー

マジックを始めて思った事、楽しかった事などを書き出したコーナーです。

営業妨害するマジシャン [
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マジックを覚えたら誰かに見せたいのは当然の心理です。周りの人以外にストリートマジシャンよろしく、レストランのウェートレスさんに見せたりもします。ところが法律上、店の用事(注文等)以外で呼び止めたりすると「営業妨害」になります。ストリートマジックはほどほどにしましょう。

あらための功罪

取り出した1組のトランプをあらためて1枚引いてもらい、そこから何らかのマジックが始まる・・・よくあるパターンです。このカードはフォースされているとすれば、実は「あらため」をどこまでしたか、どんな引かせ方をしたかでタネが判ってしまいます。ワンウェイかトラベリングかクラシックフォースか・・・。あらためは全くしない方が返って不思議かもしれません。

マジックの失敗

他人のマジックの失敗は面白おかしく楽しめますが、自分の失敗は冷汗物です。

・シルクセレナーデ
時間が押していた事もあってサカートリックを省いてする事にしました。ところが急に手順を変えたもので焦って2枚目の黒レコードをジャケットに入れるのを忘れ、一連の演技が終わった後で1枚黒レコードがポツンと残ってしまいました。お客さんはあまり不思議なマジックでなかったようです。
・20世紀シルク
シルクを2枚結んでからバニッシュするのを、結んでいませんでした。さあ、取り出そうと思った時2枚のシルクがそのままあるのに気づき、おもむろに(内心焦って)結びました。お客さんからすれば「何をやっているんだ?」と思ったようです。

マジシャンの値段

結婚式や宴会の余興、商店街のイベント等でマジシャンを呼ぶ事はよく聞く話です。ところでマジシャンって幾らかかるのでしょうか。簡単に言うと

アマチュアマジシャン
0円(ボランティア)〜5万円

団体所属マジシャン
5万〜30万円以上(消費税、交通費等別)

芸能プロ所属マジシャン
20万〜200万円以上(消費税、交通費等別)

らしいです。この5万が一線らしく、アマチュアだと「5万以上は受け取れない」と思っている節があります。逆を言えば「5万出せるならプロを呼んだ方がいい」という事でしょうか。実際にテレビなどで有名な人は芸能プロなどを通すので最低30万はかかります。通常1ステージは3演目で20分程度。もっともこの辺は応相談だそうです。個人的には最低料金の5万円でプロを呼ぶよりは5万でアマチュアに頼んだ方が熱心にやってくれると思いますが。


クロースアップする客


マジックを始めたといえば今度見せてよ、とはいつものパターンです。今見せるよと言ってたまたまステージ用の道具(4つ玉等)しかなかった時、(しまった)と内心思いました。まあやってみようとおもむろに道具を取り出し、準備すると相手はどれどれとに寄ってきます。これは近くで見るモンじゃない!と言いたいです。クロースアップマジックは得意ですが客のクロースアップ(接近)は困ります。

技術か現象か

マジックは不思議な現象を見せる物。それには技術が必要です。この2つは「どちらを優先する?」といった物ではないのですが、改まって人に見せる時は結構悩みます。「バランスの取れた出し物」「相手によって変える」という考えも出来ますが、あえて技術優先の考えをとっています。とあるアマチュアのコンテストで「流れ」「現象」を優先したせいか、タネがちらちら見えてしまう演技をした人達を見ました。これではマジックになりません。大きな現象=結果を見せるには、それ相応の技術=練習が必要と思ってます。

最良のノンスリップ

乾燥肌の人にとっては「すべり」が一番困ります。トランプを使う時、特にラフ加工の物は冷や汗ものです。文房具店に売っている滑り止め(ノンスリップ)など使っても逆に潤滑油のようになってしまったりもします。ところが最良のノンスリップが見つかりました。それは「鼻のアブラ」です。これは本当に具合がいいです。いつでも好きなだけ出せる(分泌?)できる物だはないのが難点ですが。

実在する困った人達

マジックを始めたと話せば、見せてくれと頼まれるのはよくある事です。それでは、と始めようとすると

「近くで見ていいかい」

などと言われるのはまだかわいいほうで

「後ろから見ていいかい」

と真剣に言われたりもします。この時はリンキング・リングだったので「どうぞ、お好きな場所で」と返事しましたが、世の中それも身近にこんな人がいるとは全く予想外でした。

私の師匠は誰?

TV番組でマスクド・マジシャンやマリックさんがネタばらしをしていたのマネしたのが始まりでした。どちらかといえばマスクド・マジシャンのスタイル、雰囲気が身についていたような気がします。ところがリチャード・ロスの優雅なリンキングリングを見て変わりました。マスクド・マジシャンの演技は雑な物と判ります。今ではいろいろな人の演技を見ているのですが、一番のお気に入りはやはりリチャード・ロスです。すでに故人なので生の演技は見られませんが、心の中では師匠とさせてもらっています。

「TVのマネをする人」から「マジック愛好家」になった時

最初はTVのネタバラし番組でやっていた事を憶えていましたが、おもちゃ屋でテンヨーのマジックテイメントシリーズを買うようになります。これでスポンジウサギを買った時の事、説明書には「魔法の薬」などと出ていますが、大人相手には言える言葉ではありません。そこで自分なりの演出、手順を考えてする事にしました。ちょうどこの頃「サーストンの三原則」を知ったので、この時から「マジック愛好家」になったと思ってます。

私もジェダイ?

ターベルコースを読んで簡単なフォースを考えました。4枚のカードから1枚を選ばせる簡単なメンタルフォースです。今のところ5人に試して成功率100%なので一応、成功で身に付いたようです。マジックとは関係無い友人とたまたま「スター・ウォーズ」の話をしていた時、「おれもフォースを使えるんだぜ」とぽろっと言ったところ、困った顔されました。いい年して何言っているんだと思われたようです。

トランプとカード

「トランプ」は「カード」の日本での呼び名。カードが日本に入ってきた当時の日本人の勘違いでこういう呼び名になりました。トランプは本来「切り札」の意味だそうです。HPによっては「トランプ」という言葉を使わず「カード」に徹している所もあるようですが、ここは日本なのでわかり易くトランプとしています。使いわけとしては

トランプ 外見が通常の1組、そのままトランプ遊びが出来る状態
カード  1枚または何枚かの状態、特殊な加工の1組

としています。なお、カードで検索すると「マジックギャザリン」「ポケモンカード」「(各種)トレーディングカード」「モーニング娘。カード」などがぼろぼろ出てきます。

名は体を現す

タネが命の手品ですが道具、技法の名前がそのままの物があります。サムチップ、ダブルリフト、フォールディングコイン、〜パームなど。名前がネタばれなので会話にも困る気がするのですがどうしているのでしょうか?
 逆に名前だけでは判らない物もあります。インビジブルディックは外国では「ウルトラメンタルディック」と何だか勇ましい名前のようです。

類似品に注意

類似品に注意といってもインチキな品物の事ではありません。同じタネの物でもあっても違う商品名で売っている事があるので気が付くと同じ物を買っていたりします。トランプはストリップ、ラフ、ショートカードなどの加工がありますがメーカーによって商品名が違い、別の物と思ったりします。買う時は店員さんによく確認しましょう。


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