宇宙人の解剖に立ち会った看護婦が隠蔽された!?


 1947年7月上旬、葬儀屋に勤めるグレン・デニスはロズウェル基地に勤務する看護婦のナオミ・マリア・セルフ中尉から宇宙人と思われる死体の解剖に立ち会ったという話を聞いた。宇宙人の死体は3体あり、その内2体は破損がひどかった。手の指は4本しかなく、頭が不釣り合いに大きかったという。
 しばらくして、デニスはこの看護婦に連絡を取ろうとしたが、すでに転勤したあとで、不思議な事に他の人に聞いても詳しくは教えてくれなかった。軍は関係者も隠蔽しているのだろうか?


真相

 ロズウェル基地の1947年版年報によると、「ナオミ・マリア・セルフ」なる名前(もしくは似た発音の名前)の看護婦は存在しない事が判った。当時の看護婦であるローズマリー・ブラウン退役中佐もそんな看護婦はいなかったと話している。当時は5人の看護婦が勤務しており、追跡調査によりすでに亡くなった方も含めて、全員の所在もはっきりしている。
 ではデニスは作り話をしているのだろうか?この看護婦は「独身、小柄、黒髪、カトリック信仰」とされているが、当時ロズウェル基地に看護婦として勤務していたアイリーン・M・ファントン中尉はこの特徴と一致する。ファントン中尉は病気の為1947年9月にヒューストンの病院に入院した。プライバシーの為、病名はもちろん病気になった事さえ、第三者であるデニスには伝えられなかった事は充分考えられる。なお、UFOと女性の中尉といえば「謎の円盤UFO」に出てきたエリス中尉を思い浮かぶ。オープニングで体にぴったりとした銀のコスチュームを着て、ムーンベースの通路を歩くエリス中尉の股間に釘付けになったファンも多いのではないだろうか。

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