第6話 異星人との遭遇

CM間に出されたクイズ

Q1 人類は宇宙にメッセージを送ろうとしたのでしょうか?

Q2 宇宙の星の数は?

Q3 太陽以外の恒星で惑星が発見されたのはいつ?

 1947年7月、ニューメキシコ州ロズウェルに落ちた物体について米軍は「気象観測用気球」と説明。その約50年後の1994年には「ソ連の原爆実験を探知するモーグル計画用気球」と発表しました。目撃者の残骸の描写からすると合っているようです。しかし米軍が隠蔽しようとしたのはモーグル気球が探知した信号だとしたら?すなわち探知した信号がソ連からでは無く、宇宙からだったのでないでしょうか。科学者達も、異星人探しは彼らが発信した信号を積極的に探すのが有効と考えています。
 異星人からの電波をSETI計画でキャッチしたらどうなるのでしょう。当初は科学者間でメールのやり取りをしますが、すぐに軍当局やマスコミに把握されます。株価の暴落が起こるかもしれませんが、異星人関係の商売をする人も出てくるでしょう。国連では思惑が交差し、どこが主導で異星人の接待をするか議論が続きます。その裏で各国は宇宙、防衛、研究関連予算を増加させるでしょう。
 政治経済の動向とは関係なく、宇宙からの信号の解析は科学者によって進められますが解析するにはデータが不足です。そこで軍に対してロズウェル事件で入手したデータの提供を求めます。今回の信号と合わせて分析すると、どうやら映像らしいです。科学者の発表に全世界が注目します。それは人類が宇宙に送ったドレイクの信号のように、彼らの姿でした。しかも生物では無く高度な機械構造です。人工知能が自分の複製を作って欲しいと送ったメッセージか、あるいは侵略ロボットの信号か意見は分かれます。
 今回の信号の解析技術と、増加した予算で作られた新型電波望遠鏡により宇宙には様々な信号が飛び交っている事が判明しました。人類は宇宙の孤独では無かったのです。

 以上はフィクションですが可能性が無いとはいえません。科学者達は、異星人との最初の遭遇は電波で行われるだろう、と予測しています。

A1 1974年に二進法でメッセージを送りました。

A2 星の数は地球上にある砂の数より多いそうです。

A3 1995年に確認されました。

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