第5話 地球外生物の解明

CM間に出されたクイズ

Q1 1974年にドレイク博士が宇宙人に送った伝言とは?

Q2 ハッブル宇宙望遠鏡が覗く宇宙の深遠とは?

Q3 宇宙人の先端技術とは?

 宇宙人を探している人がいます。電波天文学者と呼ばれる人達で計画は「SETI」の名前で知られてます。当初はNASAの計画の一部、すなわち国家予算で行われてましたが、予算を削減され現在では天文学者個人の負担になっています。国立の電波望遠鏡に使用料は1日6000ドル掛かりますが、それでも宇宙人探しは続けられています。知的生命が活動していれば何らかの痕跡が見つかるはずです。しかし現在では上空を人工衛星が多数あるので、宇宙からの電波と、人類の自前の電波の正確な分別が必要です。
 宇宙人が存在するには惑星が必要です。ハッブル宇宙望遠鏡により比較的近くの恒星に惑星が有る事が判っており、最近の研究では全恒星の3−5%が惑星を持っていると言われてます。地球の生物は元を辿っていくと同じルーツです。すなわち動物も植物も「地球型生物」といえるでしょう。地球と全く同じ条件の惑星は無いかもしれませんが、その惑星の環境に応じた生物ならばありえます。それが海洋型生命、例えばイルカのような生物だったら交信は出来ません。生命の存在=交信可能とはいかないようです。
 ハリウッドではいろいろなタイプの宇宙人が創造されています。以前は人間型多かったですが、技術の進歩により多種多様のエイリアンが創られてます。人間型では灰色の宇宙人が主流です。「リアル」感を出す為、流行りのグレイタイプを使う事が多いからです。人間型以外では爬虫類タイプが多いようです。人間は原始時代にはヘビやワニに襲われる生活でした。本能的に爬虫類は恐ろしいというイメージがあり、それを意識しているのでしょう。
 実は地球外から生物が持ち込まれた事があります。アポロ12号は1969年11月に月から無人探査機サーベイヤーのカメラを回収します。そこに連鎖球菌が発見され、培養液につけたら繁殖を始めました。地球から付着した微生物が月での環境で生き延びたのです。生命の環境順応性には驚くべき物があります。南極で自生する苔類、深海に存在する食物連鎖系、地下8kmの岩に付着するバクテリアなどです。隕石に付着したアミノ酸が生命の元になったとしたら、私たち自身が「地球外生命」になるかもしれません。

A1 二進法で地球人の絵を送りました。

A2 120億光年先の画像を写しました。

A3 アーサー・クラークの見解では、高度な技術は魔法と同じといいます。

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