フェニックスライト!アリゾナ上空に巨大UFOが出現した!?

 1998年7月30日にフジテレビで放送された「矢追純一UFO特集」の中で、米国アリゾナ州フェニックス市上空を飛行する巨大UFOの映像が紹介された。フェニックス市から見て山脈の方向にブーメラン型の明かりを大勢の人が目撃し、実写ビデオも撮影されている。明かりは停止しているのではなく、同じ方向にゆっくり動いている。これはバラバラの物体では無く、巨大な物体の窓と考えられる。
 UFO否定派は山脈の向こう側の空軍基地で演習があった事から、戦闘機のチャフやフレアではないかと推測している。しかしチャフは金属片やガラス片で自ら発光はしないし、フレアは「ばらまく」ように散布するので上空に留まっている事はない。また、発光パターンやスペクトル分析でもフレアとは明らかに違っている事が判明した。UFOはこのように地球を訪問しているのだろうか。

  

実写撮影されたフェニックス・ライトと機体及び、飛行経路の想像図

真相

 
 これは空軍の演習で投下した照明弾の映像の可能性が高い。照明弾はパラシュートで放出されるので、上空に比較的長時間留まっている。また風に流されるので同じ方向にゆっくりと進むようにも見える。番組では数秒の映像の紹介だが、ビデオは何人も撮影しておりそれらを見ると端から順番に点灯している。これは照明弾を放出するパターンそのものである。実際に山向こうのデービス・モンサン空軍基地では、洪水が発生したとの想定で照明弾を投下させる訓練をすると広報もしている。


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