宇宙人の解剖を撮影したフィルム
が存在する!?

 1995年8月「宇宙人解剖フィルム」なる映像が公開された。ロズウェル事件で捕獲、回収されたとされる宇宙人らしき人体を白衣を着た医師が解剖しているシーンである。フィルムの出所よりこれは当時の従軍カメラマンが軍の施設で撮影されたとの事。解剖しているのは見た目に狭い部屋で壁掛けの電話、時計などが写っており検証ではこれらは1947年当時の物と判定された。フィルムをニセモノ=特撮とする意見もあるが、映像専門家は最低500万から1億円くらい予算が必要でとてもいたずら作品とは思えない。

 真相

 このフィルムが公開された時はさすがに大騒ぎになり、世界各国の専門家がありとあらゆる方面から検証をした。その結果はいずれも残念な物だった。

・当時の従軍カメラマン
人体解剖は必ずカラーフィルムを使う。例え手元に無くても近くの基地から取り寄せられる。当時の手巻き式のカメラでは最初と終わり近くでは回転速度が違い、ぶれが出るがそれも無い。医師も本当ならここを良く撮ってくれといったジェスチャーをするがそれも全く無い。

・現役医師
宇宙人に限らず貴重な解剖をする時は物差しで臓器の大きさなどを計りながらするが、そういった作業が無く単なる「解体」のようだ。壁に時計があり、進行時間が判るがあまりにも早い。もし本当の宇宙人だったら数日かけてもおかしくない。

・映像関係者
壁が2面しか出てこないので「セット」と言われてもおかしくない。特撮なら500万−1億の費用は妥当な線。1億は高いように思えるがテレビの2時間特番で予算は平均5000万なので、特番2本分で全世界に「配給」できれば安い物。

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