ロシア(旧ソ連)でUFOが製造されている!?


 平成13年3月14日にTBSで放送された「オフレコ」でロシア(旧ソ連)で作られているUFOの映像があった。秘密の工場で円盤型の「何か」が作られている様子を映している。通常の航空機よりもズンドウで円盤形に見えなくもない。旧ソ連には第二次世界大戦終了後に連れてこられたドイツの優秀な科学者が多数おり、実際に宇宙ロケットの打ち上げなどでは常にアメリカをリードしていた。目撃されているUFOは実は旧ソ連製の物で、現在でも製造されているのだろうか。


真相


 この物体、実は400人乗りの旅客機として計画された物で、形は異様だが翼もエンジンもついている。ズンドウな航空機など存在するのか?と思うが、SFの世界ではサンダーバード2号が有名だし、実際にはエアロ・スペース社のグッピー貨物機が就航している。また実験機ではあるがノースロップ社のM2−F2は翼が無い胴体のみの機体である。全翼機のB−2を作ったメーカーだが「全胴機」も作っていた。機体の形を工夫する事により、胴体で揚力を発生する事が可能らしい。しかし安定性は悪く実用化はされていない。写真をみると判るがこの機体はNASAで試験されており、試験結果等はスペースシャトルの技術にも応用されている。機体はともかく技術は宇宙まで行ったのだった。
 なお、ロシアの「UFO飛行機」であるがオフレコのスクープという訳ではなく、同じ映像は平成6年10月11日に日本テレビで放送された「矢追純一のUFO特集 ナチスがUFOを造っていた!?」の中でキチンとした完成予想図と共に「旅客機」として紹介されている。いつも怪しげな映像を出すUFO特集だが、「常に」という訳では無いようである。



左 エアロスペース グッピー   右 ノースロップ M2−F2 



UFO特集に出てきたロシアのUFO型旅客機の完成予想図

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