憲兵に連行されている宇宙人がいた!?


 米国のUFO研究家が情報公開法に基づきFBIからUFO文書の資料を請求したところ、なんとその中に宇宙人の写真があった。憲兵とおぼしき制服を着た二人の人間にせき立てられながら歩いている「何か」が写っている。宇宙人は地球の大気が合わないらしく、呼吸器のような物とチューブで繋がれており、ある意味妙にリアルな写真である。添付の文書によるとこの写真は1950年5月24日にFBIのニューオリンズ支局から送られてきた物だという。米国は生きた宇宙人を捕獲していたのだろうか。

   

真相

 FBIの文書ではこの宇宙人写真を本物かどうかは断定していなかった。そこでUFO研究家のクラウス・ウエブナーは写真の出所を探し出した。この写真は1950年4月1日に西ドイツのとある新聞に載っており、その記事を書いた記者も突き止めた。宇宙人は写真で見ると呼吸器チューブのような物で繋がれており、指は4本、足は1本である。足が1本?実は4月1日で分かるようにエイプリールフールの冗談記事だったのである。憲兵隊員は当時のドイツ占領軍の米国兵士、宇宙人はカメラマンの息子(当時5才)が扮装した。当時はFBIもUFO情報は集めており真偽不明のまま、しまい込まれた文書も多数あった。情報公開法によって多数UFO関係の文書が出てきたのもこの様な背景があるのだった。なお、この記事を書いた記者は1981年4月22日の新聞で、これはエイプリールフールのジョークだった事をあらためて書いている。

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