米軍は対宇宙人防衛に宇宙軍を組織している!?


 米国は1992年9月1日に空軍宇宙軍団(Air Force Space Command)を組織、編成した。 正規兵員約2万人、予備役その他合わせると約3万7000人の人員である。 ちょうどこの頃にソビエト連邦が崩壊しており、目前の驚異が無くなったので対宇宙人用の組織を作ったのだろか?


真相

 この組織は名前から判るように米空軍の組織の一部である。 主な任務は大陸間弾道弾「ニミットマンV」「ピースキーパー」の運用、ミサイル警戒レーダー、宇宙打ち上げ施設、各種衛星などの一括管理である。 カーナビにも使われているGPS衛星もここで管理されている (だからカーナビお持ちの方が、この車はアメリカの宇宙軍からリアルタイムでデータをもらっているんだぜ、と言っても嘘ではない)。 戦闘機などは配備しておらず、ヘリコプターが30機程度だけである。
 冷戦後は予算削減の関係で組織の整理統合は随時行われており、「ソ連の崩壊」とは関係無くもない。 人員も多いように見えるが予備役その他の内訳は、

予備役    1079人
民間人    4323人
企業派遣員 11643人
(1998年9月30日現在)

となっており「軍が極秘に」という事はありえない。
 なお司令部はコロラド州ピーターソン基地にあり「地下に張り巡らされたトンネル」でも「映画会社の地下」でもない。

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