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【第2部門奨励賞】
「明晰夢より 「男の子」」  飯村 健二
 私はブロンズという素材を用い、形に存在する「面」を探し出し、抽出する事によって「面」の部分とそれ以外の部分の質感の差が
 現実なのか 夢なのか
 具象なのか 抽象なのか
 あるいは その中間なのか
といった、まるで明晰夢(自分でこれは夢であると自覚しながらみる夢)の中にいるような形の心地良さにつながると考えてみます。今回は個人的にも思い入れが強く、形に「面」を感じるパグをモチーフに制作しました。
 彫刻という分野が様々な捉え方をされる昨今、ブロンズという素材は彫刻科の学生には敬遠されるものとなってしまいました。しかし、私は多くの素材を試すうちブロンズが最も彫刻に適している事を確認し、さらに新しい表現方法があると模索してきました。今回の受賞を励みに、彫刻の素材としてのブロンズというものをさらに探求していけたらと感じています。


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