【第2部門奨励賞】

森の隠者  神谷 美帆

「森の隠者」とは動物のナマケモノのことです。
以前見た写真の中で人間に抱き上げられたナマケモノは、怯えるわけでもなくまるで笑っているようにさえ見えました。
私はその人間じみた独特の表情に驚き、自分なりにこの動物を表現できればと思いこの作品を制作しました。
 ナマケモノは、そのゆったりとした暮らしぶりから「ものを食べず、風の吹く向きに頭を向けて風から栄養をとっている。」と言われていたそうです。
 まるで、「霞を食べて生きている」と言われる仙人のようですね。
そんな不思議な彼らの息づかいをこの作品から感じていただけたら幸いです。
大きな鋳造作品制作はこれが初めてで、制作にはたくさんの方々に助けていただきました。
そのため賞をいただくことには、戸惑いのほうが大きいのですが、これを励みにこれからも制作を続けていきたいです。



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