【第2部門奨励賞】

Dear eggs  畑中 聡子

 この作品は、時間をかけて1つ1つに想いが込められています。初めてのコンペティションに出品させていただき、素晴らしい賞を受賞することができて、大変嬉しく思います。私の中でより一層、思い入れのある、かけがえのないものとなりました。
 「卵」というのは、何にも汚されない白色、ゆるやかな曲線が美しい形です。私はそんな卵の形に好きなモチーフや物語のワンシーンを取り入れました。自分のそういった想いがどんどん膨らんで成長していってほしいと願い、「卵」という形を選んだのです。
 作品を鋳造する際、幾度も失敗を重ねてきました。それでも失敗する度に自分の技量の成果が目に見えてわかるので、最後まで諦めないで本当に良かったと思っています。時間がかかればかかる程、その卵を愛しく感じられました。
 タイトルである「Dear eggs」というのも、そういった想いから「愛しい卵たち」という意味でつけた名です。



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