【第1部門大賞】

吹分長壺  般若 保

 鋳金の技術は 金属が熱せられ 液体になり それを土や砂を固めた鋳型に注ぎ込まれ、やがて 固体になって成型される。
 この特性を生かした「吹分法」にて造られた作品です。吹分とは、同時に二種類以上の金属を溶解し、一つの鋳型に交互又は同時に注湯(溶けた金属を湯と言う)する技法です。古来 金属を溶かす時、多量の空気を炉に送り込み 温度を上げる事から 溶解する事を「吹く」と言い、異なった金属を流し込むことを「分ける」と言われている。
 この作品は 直線的で シンプルなフォルムに 黒色の唐銅、赤色の銅、黄色の真中を 順番に 注湯し、はじめの金属と 後からの金属が融合して出来た 神秘的で 幻想的な文様が特徴です。



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