【第1部門大賞】

青銅で在ること 畠山 耕治

ものを閉じる事は、ものを開ける事を意味する。
ものを閉じてきた僕は、その閉じたものを再び開ける事によりそれが内包する空間の気配と、そこに漂う濃い空気との密接な関係を確認し、単に器状のものを大きくした作業ではなく、その必要性のある大きさ・重さとして、青銅で在ることと美術であることの意味を鋳込んでみた。そして自身の中での順番として、「この場所」で、僕の意識に少しかぶさっていた「蓋」を全て開け放ち、次なる場所を模索し始めるのである。



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