【奨励賞】

「居住・・・・・・空隙に記憶されたこと」宮崎 甲

53 居住・・・・・・空隙に記憶されたこと 

 蝋型鋳造には彫刻制作の一つの手段として取組んできました。鋳造に深く携わるようになって、私の造形意識の中に金属の厚みと作品の内部の空間とが無視できないものとして浮上してきたようです。内部とそれを包む殻のようなものとが醸す不可思議な空隙を、いまは快く感じながら制作しています。
 「居住……空隙が記憶したこと」については15年前に南イタリアのマテーラという都市で観たサッシ(岩窟都市)の風景とそこで感じた生活の匂いを回想しながら制作したものです。



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